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英単語の勉強法 各論


本記事について

英単語の勉強法、主に英単語の覚え方について説明したものです。他の科目にも応用しやすいように、暗記全般のことにも触れていきます。そしてより英単語を学習しやすいように、英単語学習における大事な視点、オススメ英単語帳、単語帳の選び方などについても説明しています。

英単語を一冊しっかり覚えられれば、暗記の仕方が他の科目にも応用でき暗記の効率があがりますし、問題も知識で解ける問題なのな、推測しないといけない問題なのか(もちろん受験生のレベルでという意味です)判別できるようになります。逆に覚えられないと、熟語や他の暗記まで圧迫しだしてなかなか暗記が進みませんし、問題も判別できません。
辞書を引く回数もへるので、英語を勉強するのが随分楽になります。

語学の学習は語彙に始まり語彙に終わるとよく言われます。はじまりは言わずもがなですが、終わる理由は押さえるべき文法や読解のルールに対して、単語の方が圧倒的に多いので最終的には知識をひたすら増やす段階に入るからです。自分のレベルに対してよっぽど低い英文でない限りわからない単語には一生会い、暗記し続けるので、英単語の暗記は英語学習をする上で切っても切り離せないものです。英語学習のスムーズさを握っているといっても過言ではないので、是非本記事を読んで単語を暗記の効率を上げて欲しいです。

他の勉強法についてはこちらからご覧ください。

唐突ですが、〜までずっとの意味の従属接続詞、環境と政府の英単語をできれば実際に書いてみてください。かなり間違えるものなので、ここが一つの指標です。もし間違え方で英作文のある方は書く練習を加えた方がいいです。答えは英単語の大事な切り口の最後に書いています。

なぜ覚えられないのか

これらが事前にわかっていれば、避けることができ効率的に単語を覚えていくことができます。多くの人が通る失敗例を先にみておき反面教師にしてください。
暗記を効果的に行うためには、脳にその情報は必要な情報、大事な情報と思わせなければいけません。以下に書いてあるものは、その事と逆方向のことなので避けるべきことです。

*意味の意味がわかっていない
→人間覚える意味がわかっていないものはなかなか覚えられません。意味のある文字列と無意味な文字列を覚えようとした時の労力の違いをみれば一目瞭然です。辞書で意味を調べたり、わかる言葉に置き換えて覚えてください。
※使わない日本語で覚えているのもこれに含みます。

*発音に自信がない
→人は大事な情報しか覚えません。したがって、あやふやなことが含まれている情報はなかなか覚えることができません。覚える前に個別に調べたり、あらかじめルールや発音記号を学習しておいてください。最初のうちはカタカナがふってあるのを利用するのも手です。

*勉強時間が少なすぎる
→何事も習得するには一定の時間が必要です。中学生の頃に時間をとって覚えたという経験がないせいか、時間をとって勉強する人がすくないです。高校からは量が多いのでどこかで本腰をいれて暗記する必要があります。合間合間でできるほど甘くありません。

*一度に覚えようとしすぎてる
→高校以降で覚える単語は中学校までと覚えて量が膨大です。それにもかかわらず一個あたりの負担を自ら増やしてしまうと、より負担が重くなってしまい覚えられたはずのものも覚えられなくなってしまいます。まずはコアを作る意識で絞って覚えてください。

*同じ単語に触れる頻度が低すぎる
→中学までは自分で復習しなくても、今日出てきて、明日出てきて、明後日出てきて、明々後日出てきて、来週出てきてなど自分で反復しなくても、勝手に反復することになるので、自然と覚えてしまいます。しかし、高校生から量も多く一語あたりの反復回数が、自分で時間を取らないとどうしても減ってしまいます。そうなるとなかなか覚えられません。

*完成度が低い状態で終えてしまっている
→英単語を言われて、捻り出してやっと意味が言える状態で終えてしまっているような状態です。これもやはり大事じゃないと脳に言っているようなものです。覚えられませんし、すぐわすれます。即座に意味が出てくる所までしてください。このレベルでないと長文では使い物になりません。単語テストに合格することがゴールではなく、英語長文を読めるようになることがゴールなのですから、基準を上げていきましょう。

*暗記を継続できない
→量が多いですし、暗記はずっと行うので継続することは大前提です。勉強の質と同じで、暗記すればするほど理解と知識が増えるので、新しい知識と関連させやすくなったり、自分の中での暗記の仕方も磨かれていくので覚えやすくなっていきます。日本史のように最初の方で挫折を繰り返してそこだけ言えるようになっている方が多々いますので、継続して一冊覚えられるようにしてください。

*単語毎の覚え方との相性を知らない
→長い単語は分解して、抽象語は文章で、具体語はイラストでなど、単語によって暗記方法との相性が存在します。もちろん馬力があれば力押しでもいけますが、多くの場合いけません。この相性を意識して学習していくことが暗記量を伸ばすのに役立ってくれます。

*コツコツ覚えようとしすぎている
→英単語はまとめて一気に覚えるものです。一年や2年スパンでするものではありません。基本は一ヶ月から3ヶ月の間で仕上げて、後はメンテナンスと補充をしていく形になります。ちまちまやっていると、入っていくスピードより、出ていくスピードの方が早いのでドンドン記憶から抜け落ちてしまいます。忘れないうちに知識を救いあげるためにも、まとめて一気に短期で固めてください。

これらがよくないことです。かなりのものが脳に重要と思わせるための行動とは逆方向のことをしていることがわかると思います。英単語学習の際はさけるようにしてください。

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