【詞】Smoke(仮)
数字が右から左に流れる
幾多流れては迎えを待ってる
僕もまた記号のような会話と
数の水流に慣れた頃
巨樹のように高く聳えた街並み
夜空は柔らかそうで
どんな心地だろう
躰を預けて、
皮肉の茂る世界を
わすれたいんです。
"ほら、またそうやって"と
君の声 過ぎったよ
目を開ける 雨がしとしとと
現にやるせなくなると君の声を思い出す
"ほら、またそうやって"と
君の声 笑ったよ
目を閉じて 君のことを振り返る
記憶は朗らかすぎて
ふと儚く霞んでしまいそうです。
数字が右から左に流れる
幾多流れては迎えを待ってる
僕もまた記号のような会話と
数の水流を乗りこなす頃
ちいさな蔓のような 幼心の僕がほら
片隅で佇んで
影が長く 夜みたく黒く
なってしまって わすれてしまって
それも仕方ないよね なんて
思ってしまいそうで
"ほら、またそうやって"と
君の声 過ぎったよ
目を開ける 雨がしとしとと
現にやるせなくなると君の声を思い出す
優しいばかりじゃないさ 僕だって
誰だって 陰で思っているのさ
曇りや長い雨のような言葉を 僕だって
誰だって 言いたくなるのさ
それもまた それぞれさ
それもまた それぞれさ
君のことを振り返る
ふと儚く霞んでしまいそうです。