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Photo by
noouchi
ひとりが最高
僕は優しいからか、
相手に合わせるからか、
人に好かれることが
よくある。
誰かと話すのは
新しいことを知れたり、
人の温もりを感じたりして、
楽しい
と思えることもある。
でも、やはり、
人といる時は
どうしても
気を遣ってしまう。
相手の言葉、喋る内容、
喋り方、間、目の表情、
空気感、語尾……
僕はHSP(繊細な人)だから、
そういうものを
全てキャッチする。
そして、
相手が傷付かぬように、
言葉をひとつひとつ
丁寧にえらぶ。
ことによっては、
相手に
合わせすぎてしまう。
自分のペースで
行ける時もあれば、
難しい時もある。
僕はHSP(繊細な人)の
集まりにも
参加したことがある。
そこでは
互いに言葉をえらび、
察し合い、
肯定し合った。
居心地は悪くなかった。
だけど……
同じ気質を
持っていたとしても、
どれだけ気が合う人でも、
僕は
ものすごく気をつかう。
無意識のうちに、
楽しいはずなのに
ストレスを感じてしまう。
……これは、
僕の意志には関係ない。
情報は全て、
自動的に
キャッチしてしまうのだ。
そういうものなのだ。
……だから、
気質とわかっていても、
人と話した後はつかれる。
たとえ相手が
どんな人であろうが、
どんなに親しくあろうが。
……人に好かれるのは、
悪くないことだと思う。
むしろ良いことだと思う。
でも、
それでも……
やっぱり、
僕はひとりの
自由な時間が好きだ。
こうして、
ひとりで黙々と、
言葉ひとつひとつに
こだわりながら、
エッセイを書く時間も
好きだ。
……誰でもそうだが、
話し相手が
悪いわけではない。
ただ、そういう身体の
仕組みなのだ。
僕は。
僕はこれからも、
ひとりの時間も
存分に謳歌しようと思う。
大事にしていこうと思う。
読んでくれてありがとう。