【七峰】そろそろ自分のほぼ日手帳を見せびらかす
【日報】2024/09/13付
MOTHERグッズ欲しさで衝動的にほぼ日手帳ユーザーとなって一ヶ月以上経過した。
最初は余白を埋める為に不要なカードやレシートなんかを適当にマスキングテープで貼り付けていたが、だんだんとA5サイズのスペースに限界を感じ、市販のB5ノートを併用して現在は日記帳っぽく使っている。
同じショップで購入したプラマンJM20は言わばプラスチック水性ペンと万年筆の間の子で、ペン先が筆先のように「しなる」のが特徴。
今まで細いボールペンを斜めに持って紙にガシガシ書いていたような自分にはなかなか扱いが難しかった。
そもそも注文を間違って黒ではなく青色のペンを買ってしまったのだが、青は落ち着く色なのか割合ぴったりだと感じる。
最近はいよいよ書くこともないし別のことで気分が荒れていたので、図書館で借りた吉本隆明の詩集から気に入った「贋アヴアンギヤルド」を写経した。
Google検索してもこの詩にどういった読み解き方があるのかわからず、自分の中では「ゲーマーがゲームの世界に干渉する際にその周囲で(ほんとうは)起きていること」という吉本隆明の時代にはなかったであろう意味に読み替えている。
どうも世間一般には「きみが首長になると世界は暗くなる」に政権批判を込めたり、新左翼の党派活動から離脱した人が読むと罪悪感から救われるといった解釈があるらしい。
しかしながら個人的には「悪んでいる少年」に壊した玩具を与え「少女たちの遊びの輪を蹴ちらし」ながら「とつぜん一人の少女が好きに」なる「きみ」へ語りかけることばからはゲームの世界でその住人に憑依し収奪と暴力の性を解き放つプレイヤーへの指弾を感じずにはいられず、なぜそんな偶然の一致が起こるのか自分でも困惑している。
まあ、単に自分の胸に手を当てて心当たりが山ほどあるからなだけではあるのだが。
(了)