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【10/2】 No Fish No Life活動日誌 vol.4

こんにちは。未利用魚加工事業「No Fish No Life」のメンバーの前田博登です。本日の活動報告を書かせて頂きます!

活動日数はまだ4日目ですが、9月から活動を始めてから1ヶ月が経ちます。今月の目標でもある「10月から商店に卸して販売を開始する」に向けて動き出しました。

実際に、自分達の商品が売れ出していくことを考えるとワクワクしています。


今回の活動内容

今回も早朝の7時に大敷さんに向かいました。大雨で濡れながらの仕入れ作業でしたが、初登場のイワシが大量に入っていました。

イワシも海士町では、配送の関係で未利用魚として扱われています。ただ、地域の方の話によると、イワシは海士町で人気があるとのことです。

そこでゲリラ的ではありましたが、亀田商店さんにイワシを12キロ持っていきました。告知なしで持って行ったのにも関わらず、なんと2時間で完売!こんなに人気があるイワシが、未利用魚になるなんて…

▪️今回のスケジュール
7:20-7:40仕入れ作業
8:40-10:30 亀田商店に配送と交渉
10:00-12:00 加工業務
12:00-13:00 mtg 休憩
13:00-14:00 関係者との話し合い
14:00-19:00 加工業務

合計30キロを仕入れ、12キロを商店へ残りは商品作りと試作等を行いました。今回の活動まででダツのフライ、アジフライ、シイラの竜田煮、ヤズの甘辛煮が商品化出来ました。商品数はまだ少ないですが、焦らず少しずつ増やせるように頑張っていきます!

▪️今回の加工の内容
ヤズ 6匹2255g
ソウダガツオ 9匹4110g
アジ 16匹2430g
ダツ14匹
いわし42匹2050g
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▪️パック詰め出来たものが合計39パック
ダツの唐揚げ 120g 20パック
カツオの竜田揚げ 150g 7パック
アジフライ 2匹 7パック
ヤズの甘辛煮 150g 5パック

大敷さんに仕入れに行く際、魚について食べ方や裁き方、未利用魚になる理由などの話を親身にしてくれるので本当に助かります。
また、直接お魚を買いにくる方にも調理方法など話を聞けたりします。
こういった現場で生産者と消費者の声が両方聞けるこの環境は、自分達にとって本当にありがたいです。

商店と飲食店で販売開始

商品が決定したこともあり、実際に亀田商店さんとセントラル亭さんに商品を使っていただけないかお話しにいきました。

亀田商店

亀田商店産に商品である”ダツのフライ”を持っていき、売っていただけないかお話しにいきました。快く了承を頂き、10月中旬にダツのフライを20パック販売できることになりました!

現状の商店には、島なのによく海外産の魚の加工品が置いてあります。
自分達の事業を通して、島で取れた魚が各商店や飲食店などで流通している状態にしていきたいです。

セントラル亭

ダツのフライ600円

港の近くにある飲食店のセントラル亭さんにも、メニューとして導入して頂けないかお話をしにいきました。こちらも快く了承を頂き、月曜日と火曜日にしている夜営業で日替わりメニューとして出させていただくことになりました!

こちらも10月中旬から始まる予定です。期待してお待ち下さい!

今後は島の特産品を使った魚料理や未利用魚を使った海鮮丼などが食べれるようにしていきたいと考えています。観光しにきた人の思い出に残るようなメニューになっていければ最高ですね。

今回の商店や飲食店に魚が卸せるようになったのは、自分達が理想としていることに大きく近づけたと感じています。売ったことに満足するのではなく、島の人の声を聞いてより良い商品になるようにしていきます!

商品デザイン

商品を商店に売るにあたって、自分達の活動を分かりやすく伝えるためにパッケージとpopを作りました。私達の活動は海士町の方から応援がなくては成り立たない物です。popやパッケージを通して、分かりやすく多くの方に認知してもらうことを目的としています。

パッケージデザイン
商店用pop1
商店用pop2

アンバサダーさん、役場関係者さんにプレゼン

9/27(金)と10/1(火)の2日間で自分達の活動をアンバサダーさん、役場関係者さんに自分達の活動のプレゼンを行いました。

実際に自分達の想いをプレゼンしたことで共感してもらった声がある一方で

「今後その活動で誰を幸せにしたいのか?」
「それをするためには何が必要なのか?」

という的確なFBをいただくこともできました。

改めて、自分達の活動が自己満足で終わらないように、
「誰に何の価値を届けたいのか?」
「誰を笑顔にしたいのか?」
をより詳細に詰める必要があると感じました。
この2日間のプレゼンの自分達の活動において大きな意味のあるものになりました。より多くの方に応援されるような活動を今後も続けていければと思います。

実際のプレゼンの様子

今週の感想

私達は加工事業に挑戦していますが、仮に自分達がいなくとも海士町に残り続ける事業にしていきたいと本気で考えています。

ただ、本来かかる人件費など考慮すると、まだまだ事業として成り立たせるのは難しい部分があるのは事実です。まだまだ、課題は山積みですが、焦らずじっくりと自分達の方向性を定めてすすんでいければと思います。

また、現状の「魚の加工」という仕事は、必ずしもいいイメージがある仕事という訳でもないと思っています。私達は『未利用魚の概念を変える』と目標は掲げていますが、それと同時に海士町に残る事業として皆がやりたくなるように「加工のイメージも変える」必要があると思っています。

だからこそ、「収益」は事業を成り立たせるために非常に大切な要素ですが、いまの私たちはそれだけに囚われることなく、「遊び心」も大切にして、
皆が笑顔で取り組みやりがいのある取り組みを作っていければと思っています。

今後もnoteなどを通して、自分達の活動について発信することを続けていきますので、我々No fish No lifeをよろしくお願いします!






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