確かに生きづらい。けど、豆腐メンタルもいいよ。
だいぶ前にSNSで流行った性格診断ツール「エムグラム」を改めてやり直してみた。
性格として強く出ている要素8つが結果として出るのだけど、
私の診断結果に、「豆腐メンタル」って性格要素があって、それを見た知人が「生きづらそう」と言った。
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確かに、人から見たら「そんなことで?」と思うようなちょっとしたことで、嫌な気分になったり落ち込んだりする。
感情の起伏が激しい。
正直自分でも生きづらい性格だなとは思う。
でも、それでも、豆腐でいたい。
なぜなら、感じることが生きることだと思うからだ。
一般的に、「豆腐メンタル=ちょっとしたことで傷つきやすい、メンタル弱い」って意味だけど、私は、「豆腐メンタル=敏感力」だと思っていて。
それは、「些細な変化や刺激による影響に敏感に反応してしまう」って特徴だ。
だから、些細なことで辛くなっちゃったり、メンタルが折れるけど、
それはつまり、ちょっとした小さなことで嬉しくなったり、幸せを感じられる、ということでもあるのだ。
わたしは、あらゆる外部刺激やそれに対する自分の感情に”鈍感”でいるより、豆腐メンタルでいいから”敏感”でいたい。
例えば、硬水と軟水の違いがわからない場合は、どっちも同じ水として扱い、水を飲んだ一種類の経験として、水を飲んだ感覚も一種類(硬水と軟水による差はない)だけれど、硬水と軟水の違いがわかる人は、二種類の水を感じられて、それぞれを飲んだ時の感覚、感情(硬水はこんな味、軟水はこんな感じ)を味わえて、お得だなあと思う。
わずかな違いに気づける=発見があるから楽しいのだ。
敏感に感じるからこそ、楽しめるレパトリーが増える。
このように、感じられることが多い方が、多くのことを経験した気になれるから、結果的に人生が豊かに感じられると思う。
私にとっては、何も感じないなら生きてる意味ないってくらいに、感じることや思うことがあることが重要だ。
極端だけど、究極に鈍感すぎたら、毎日何にも感じずに、食べて寝て、生命を維持するだけになるような気さえしてしまうよ。
違いを認識できて、
より多くの自分の感情に出会えて、
それを味わえる。
こころの動きがある方が、人間らしくていいなと思うんだ。