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私の中ではリアルは廃れない

これから、バーチャルな世界へのシフトが加速していくようだが、私の中ではおそらくリアルは廃れなそうだ。 https://youtrust.jp/articles/100011 服はコロナ前と同じくらい買っている。 在宅ワークだし休日も出かけないので、人様に見せる機会は全くないけれど、好きなお洋服を着ると自分のテンションが上がるから。 週7日、誰にも会わないし出かける予定もないけれど、毎日メイクをする。 ふと鏡に映る姿かかわいい方が、「今日も自分可愛い!」と自己肯定感が下がら

    • 映画館での映画は世間話の一瞬についていくためのもの

      私にとっての映画館での映画はあまり仲良くない人との会話のためにある。 私にとって、映画を観るだけに1800円の価値はない。 少し待てばAmazonプライム・ビデオで観れるし。 動画視聴サービスが複数あって、過去の名作がいくらでも見れちゃう時代。 そして、私は映画をストーリーを主眼において観ている。 だから、最新映画を優先的に1800円を払ってるまで観たいとは思わない。 観たことない観るべき過去の名作が山ほどある中で、今公開している映画を優先的にみる理由があるとすれ

      • 借りものは、また会う口実のために。

        新入社員研修後。 厚い哲学書を何冊も抱えた、隣の席の同期が言った。 「今日はこれから、大学に行くんだよね。卒論のために借りてた本、教授に返さなきゃ。」 私は言う。 「え、今から行くの?めんどくさいね。」 わたしはものを借りるのが苦手だ。 なんか、借りを作るようで。負い目のような感じがして。 あとで何かで、返さないといけない、負債のようなイメージ。 「返さないと」という負担が心の中に残るから、できるだけ借りたくない。 けれど、彼女は言った。 「借りているもの

        • 正当に評価することと、競争することはちがう

          わたしが入社した会社は、実力主義であると言っている。 だから、 「同期は仲間でもあるけどライバルでもあるからね」 「同期で差がつくよ!昇進する人もいるし、同期から幹部が出ても、その時自分は平社員ってこともありうるよ!」 「後輩にも抜かされるかもよ!」 と、研修の節々で言われるのだが、 困ったことに、そんな言葉では全く心が動かないし、 むしろ違和感さえ覚えた自分がいた。 なんで気持ち悪いのかな、と言う理由を考えてみたら、 「正当に評価が下されることと、競争すること

          仲がいいからご飯を食べにいくのであって、仲よくなるためにご飯に行くのはなんか違う

          仲がいいからご飯を食べにいくのであって、仲よくなるためにご飯に行くのはなんか違うんだ。私の中では。 なぜなら、相手のことがよくわかるのは飲み会じゃないと思っているから。 では「どこで、その人がどういう人かわかるのか」というと、 それは、共通の目標を達成するために一緒に何かに取り組む過程でわかる。 例えばそれは習い事。 バレエの発表会に向けて練習する時。 例えばそれは部活動。 コンクールでの優勝を目指すとき。 例えばそれは学校のグループワーク。 共同での調査や議論を通

          仲がいいからご飯を食べにいくのであって、仲よくなるためにご飯に行くのはなんか違う

          薄っぺらなわたし

          自分が他者に遭遇するとき、確かに第一印象は見た目が9割で、その最初についた印象を、その後回復するのは大変で、言葉遣いや身だしなみで相手を判断しているだろう。 でも自分がジャッジされる側になると、 「そんなところを見るなんて表層的だな。もっと中身を見てくれよ。人の本質は中身だよ」 なんて、都合のいいことを思ってしまう。 「学生時代は、『最初は微妙な印象だったけど、実は結構いいやつじゃん』みたいなことがあったかもしれないけど、社会人ではそんなことはもうないです。最初の印象で全

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          広告って効果あるわ

          数年前の私は、あらゆるものに影響を受けやすくて、ネットにある相反する極論など、あらゆるメッセージを見聞きしては、自分に向けられたものと勝手に解釈し、 「この人とこの人、正反対のこと言ってる!どっちが正しいの?どうすればいいの?!?!」となっていた時期があった。 そういう時期を経て、 「世の中は白か黒かじゃない。実際はグレーのグラデーションで、主義や主張を目立たせるために、注目を集めるために、極端な言い方をしているだけなんだ!」とわかった。 それからは、広告やらネット記

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          大人になるということは、幸せが増えるけど、減ること。

          わたしは留年したから、まだ学生。 社会人一年目の友人と、久しぶりに会った。それも旅行で。 彼は学生時代、ひとり旅をよくしていて、旅の時は好んでゲストハウスに宿泊していた。 ゲストハウスは安いからおすすめだよ、とわたしにもよく話してくれた。 彼に対してそのイメージが残っていたし、わたし自身も安くすませたかったこともあって、今回の旅行でも、ゲストハウスを宿泊先に選んだ。 一つの部屋に二段ベッドが並ぶ、相部屋を予約した。 しかし、観光の一日を終えて、いざ宿へ!となったと

          大人になるということは、幸せが増えるけど、減ること。

          喋らないものは美しい

          以前、おばさんとは、聞いてもいないような、要らないことを言う人のことだと書いたけれど、逆に、余計なことを言わないものが美しいと思う。 その理由は、自分で勝手に都合よくその対象を解釈できる余地があるからだ。 たとえば、動物(ペット)。 我が家の犬は当然ながら人間の言葉を話さない。 だから犬本人が、怒っていたとしても、だるいなあと思っていたとしても、眠いなーと思っていたとしても、黙って真顔で座ってれば、人間は「かわいいねー(なでなで)」という感じで可愛がってくれる。 し

          喋らないものは美しい

          喧嘩は外国語でするといいのかも

          わたしの友人は、大学時代オーストラリアに交換留学していたとき、韓国人のボーイフレンドができた。 もちろん私の友人の母国語は日本語で、彼の母国語は韓国語だ。 だから、彼らは英語で会話をしていた。 彼女も彼も英語はネイティブレベルではなく、思ったこと考えたことが自然と口から出てくる段階ではなかった。 頭の中で自分の考えを英語に変換して、組み立ててから会話をしていたようだ。 やがて、二人は同棲し始めた。 家でも大学でも一緒。 長い時間を一緒に過ごせば、それなりにお互い

          喧嘩は外国語でするといいのかも

          暇は人間を殺す。

          お家にいて何もしないと死にたくなるというか暇だ。 生気が奪われる。 何かしたい。何かしたくなるんだ。 暇は人間を殺す。 何も考えなくても何かしていたいのが人間なのだと思う。 料理したり洗濯物干したり、だるいけど他にすることないとさらに辛いから、便利家電に任せないで自分で文句言いながらやるんだ。 仕事がだるくても、何もしないと暇だから、誰かに言われたルーティンを毎日繰り返すんだ。 だから、仕事したくないといいながら、実際ロボットが代わりにしてくれそうになると反発す

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          みんな、思ってることを吐き出したいんだね

          おばさんにはなりたくない。 わたしの母は50代半ばなのだが、 「膣から液体が漏れている」 「ああ〜漏れてきた漏れてきた」 「生理ってやんなっちゃうわよね〜」 と誰に対してでもない独りごとをいう。 以前にも書いたが、母は独り言が多い。 心の声がだだ漏れている。 誰もあなたのその実況聞きたくないよ。 誰得?どころじゃない。 わたしの母は年相応に見た目は老けてきてはいるものの、元々の顔の造作がよく、また、身体もほどよい筋肉があり、美しさを保っている。 で

          みんな、思ってることを吐き出したいんだね

          昔の友達に会えない病

          環境が変わると、自分は別人になる。 少なくとも自分は別人になっていると感じる。 小学校も中学も高校も、卒業した時点で、自分の気持ちはもう次に行っていて、戻れない。 そして、その時の自分はもう昔の自分とは違うのだから、過去の友人知人とどう接すればいいのかわからなくなる。 彼らが親しくし、好んでいたのは”当時のわたし”であり、今は中身が変わっているから、彼らからしたら、それは(わたしではあるものの、)別人と出会うようなものなのではないか、と思うのだ。 なんで別人かという

          昔の友達に会えない病

          「がんばる」とかいう魔法の言葉でごまかさない

          年末に、2018年に毎日つけていた日記を読み返していた。 疲れていた日なのか、とにかく、文章の最後の締めくくりのように、「がんばろう!」とついている日があった。 自分を鼓舞する、励ます言葉としてはいいと思う。 一方でこう思った。 「ーでがんばろう!って言いたくなるけど、がんばろうってなんだよ。どうすることだよ。思考停止じゃない??」って。 読み返している現在の自分が、過去のわたしにツッコミを入れる。 毎日日記をつけていると、反省がでてきて、「じゃあこうこうこうでこ

          「がんばる」とかいう魔法の言葉でごまかさない

          毎週毎月毎年「そうそう、大事大事」って思いながら、一生を終えるのだろうか

          Twitterとかでパズる、人生が生きやすくなるコツのツイートって、たしかにその通りで「なるほど!」ってなるけど、当たり前のことが多い。 周りの人に感謝しよう、他人と比べない、他人に期待しない、とか。 あたらしい!知らなかったわ〜、びっくり仰天!なんてことはあんまりない。 それなのに私は、毎度毎度、そんな当たり前のことを忘れては、また見てははっとして、というのを繰り返す。 読んだ本も同じ。 わたしは過去に読んだ本を2,3回読み返しす。 半年後だったり、一年後だった

          毎週毎月毎年「そうそう、大事大事」って思いながら、一生を終えるのだろうか

          20歳で止まってる

          当時15歳。 大宮にあった塾から電車で帰る時、電車で騒いでいる成人式終わりの若者が、すごく頭悪そうでバカっぽくて、「こんなのが成人なんだ、子供だな。」って思ってた。 でも、自分が20歳になったとき時、見た目こそ彼らのように派手じゃないし電車の中で騒ぎ立てはしなかったけれど、中身は子供だって自分でわかってた。 子供の頃は、20歳って、もっとずっとずっと大人なんだと思ってたよ。 そしてもう、あっという間に23歳だ。 けど、23歳だと認識できていない。 たまに年齢を書く

          20歳で止まってる