青空文庫新着分より国枝史郎「畳まれた町」読了

約16ページの短編。

初出は1927(昭和2)年7月17日刊行の『サンデー毎日』とある。

むろん純然たるミステリではないが、小児の夢に仮託した、支離滅裂な探偵の冒険譚。

探偵小説観の相違から、後発の大乱歩とはあまり馬が合わなかったようだが、この遊び心の横溢する小品などはジュブナイル乱歩との比較対象にぴったりなのでは(お前が比較しろというもっともな物言いはさて置き)。

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