いのまたむつみ画業40周年記念画集 Sanctuary
可憐という言葉がある。
「《「憐(あわれ)むべき」の意から》姿・形がかわいらしく、守ってやりたくなるような気持ちを起こさせること。また、そのさま」だそうだが、片手落ちである。
その意味を知るにはこの画集を繙くのが最適解だ。
自分が目にした最も古い挿絵は恐らく『宇宙皇子』の表紙だと思うが、以来、この表紙用に描き下ろされた最新イラストに至るまで、その可憐さは見事なまでに一貫している。
ディテールの細かさは言うに及ばず、瞳の神々しさは唯一無二。
眼だけで先生の絵と判る、その領域に達している。
2024年3月10日逝去。享年63歳。
ご冥福をお祈りいたします。
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