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『ビジャの女王第1巻』読了
時は1258年。
所はペルシャの小都市ビジャ。
抬頭著しい蒙古軍の襲来に際し、父に代わりビジャを統治するオッドアイのオッド姫(紛らわしいが確実に意図的なネーミングだろう)は、遥かインドのアメダバにいるという伝説の思想集団の末裔"インド墨家"に助力を乞うが……。
というわけで代表作『墨攻』に連なる〈墨家〉シリーズと判り、まずはそちらを読むべきだったと悔やんだが、取り敢えず読了。
野心家の宰相ジファルに放送禁止用語連発の蒙古人将軍ラジン。
内も外も敵だらけの窮状に、早めの登場と相成ったインド墨家ブブはどう挑む?
墨者ならぬ巨大バッタの〈墨蝗(ぼっこう)〉は明らかにセルフパロディ。
未読の墨攻とは比べるべくもないが、圧倒的兵力差による絶望的状況を知略と奇策で乗り越えんとする展開に星野浩字『臏 〜孫子異伝〜』を思い出した。
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