HSPの私は音が苦手
HSPはさまざまさ刺激にストレスを感じる。
その一例として、私は「音」にとても敏感な体質である。
先日、人生で初めてライブに参加したのだが、床が振動するほどのあまりの大きな音に、開始早々気分が悪くなってしまった。
列の真ん中なので、他の人が楽しんでいる中、前を通って抜け出すことも憚られるし、どんどん呼吸は上がっていく一方。
3曲終わったタイミングでMCタイムに入り、着席する。しばらくすると呼吸が整い始め、落ち着くことができた。
その後も音の大きさにやや頭が痛くなりながらもトータルではライブを楽しむことができた。
ライブ会場で大きな音がするのは考えれば当たり前のことなのだが、好きなアーティストのライブに参加できるということで、自分が「音が苦手」である特性を頭の中から消していた。
そもそも、自分が「音が苦手」であることに気がついたのは大学生の頃だったと思う。
サークルでバルーンを日常的に扱っていたのだが、バルーンが割れる音があまりにも怖く、私は必要最低限しか触らず、他の人がバルーンを扱っていたらそこから離れるようにしていた。
バルーンが割れる音は誰しもが苦手なものだと思うが、私の場合は他の人とは違った怖がり方なのだと思う。
バルーンが膨らんでいる最中も緊張感が強く出始め、体にかなり力が入る。割れた後は、声を上げて驚き、心臓がバクバクしすぎて、しばらくは何も考えられないのだ。
「あれ?みんななんでバルーンが割れる音が怖くないんだ?」と思ったのがきっかけだったように思う。
思い返せば映画館もそう。
私は小さい頃から苦手で、映画館の観覧上の注意の映像からすでに無理だった。あと、突然来る大きな音もかなりのストレスだ。子供のころは音が大きすぎて耳を抑えながら見ていたし、「映画館は音が大きいから苦手」と親に話しても、「すぐになれるよ」と言っていたので、「そういうものか」と納得していた。
現在は子供の時ほど苦手意識はないが、あまり行こうとも思わない。
他にも、人から急に話しかけられることが苦手で。急に予測しない音が耳に入ってくることにびっくりしてしまう。
特にボーっとしているわけでもないのだが、声をかけられると決まって「うわ!」と声をあげて驚くので、よく人から「驚きすぎだよ」と言われることがしばしばある。
のちのちHSPという性質があることを知り、「音が苦手なのもそのためか!」と点と点がつながった。
あと、疑問が1つ。
グループワークなどで周りがざわざわしていると、集中して話を聞こうとしても全く耳に入ってこないのだが、それはこの性質によるものなのか、はたまた私の集中力がないだけなのか…?
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