留学33目🇺🇸《本音》
サブタイトル: 【夜は1人で歩かないで】
おはよう、こんにちは、こんばんは。
ノートはご無沙汰してました、KTです。
※最近はTikTokにいるよ。皆んな見てね!!
(▶︎https://www.tiktok.com/@nnn_travel_kt?)
現在わたしは、広大なアメリカの土地の東海岸、ジョージア州のアトランタにてアメリカ留学をしています。20年間生まれ育った日本を初めて出発してから、はや33日が経ちました。
文化の違いがおもしろいです。元々異文化に興味はあったものの、実際来てみると自分自身が実験台となって、アメリカの文化に触れる事ができます。
たとえば、「恐怖」や「興奮」など、街を歩くだけで普段日本で感じる事の無かった感覚。また、人々との交流の中で感じる、相手から受け取る感覚の違い(安心感、不安、疑惑)。
なんでそう感じてるんだろう?なんでこの人はこう考えるんだろう?
まるで何も知らない無知のベイビーのように(もしかすると無礼な)質問をどかどか投げかけても優しく答えてくれる友達と出会う事ができたこと、本当幸せものだと、感動しています。
話そうと思えば話題なんてうんとあるのですが、今回のノートでは留学生の間で合意していること、また、誰と話しても、注意してくれるお決まり文句「夜は1人で歩かないで」の真相に迫っていきたいと思います。
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「夜は1人で歩かないで」
「ペッパースプレーを持ち歩いてね」
「1人で歩くと危ないよ」
思い返せば、アメリカに着いてから一番聞いたフレーズがこの3つではないかと思います。日本にいる時は、きっとみんなと同じくらい?
お母さん、お父さんからは言われていたけど、挨拶と同じくらいの勢いでこの言葉を聞くので、無防備なわたしでさえ警戒心120%で街を歩いているのを感じています。
と言うのも、意識をせざるを得ない状況でもあります。その理由は、街にはどこを見ても「ホームレス」の人々がいるからです。
日本にいたときは、(多くて)せいぜい8人かな?それくらいでした。それこそ、新宿などの都心に行けば見るものの、家の近くでは見かける事は少なかったです。
ここ、アメリカ、アトランタの「ダウンタウン」と呼ばれる地域のでは、50m毎でホームレスがいると言っても過言ではないし、街の一角にホームレスの人々が固まっている事もあります。
自分が彼らを見て驚きを隠せなかったように、中々わたしのみた風景を想像するのは、難しいことかもしれません。
すべての人々が危険というわけではありません。彼らの何人かは、ただ挨拶したいだけであって、また他の人達は、ただ話したいだけということもあります。
しかし、安易に彼らと話す事は、例えそれが良心からであっても安全とは言えないでしょう。なぜなら、ここジョージア州では「大麻」は合法であり、自分よりも若い友達が吸っているのはもはや“自然”な事で、またそれらを摂取しすぎた人々は、悲しいかな想像を超えた人間の行動をとってくるかもしれないのです。
色々な人に彼らと話す事を相談しましたが、「この“リスク”を考えないといけないよ」とみんな口を揃えてくれるアドバイスから、今は挨拶以上のコミュニケーションは避けるようになりました。
ここまでが、私だけでなく、アトランタに留学している多くの友達や現地の友達と「お決まりの話」のようにここ1ヶ月で話してきた事でした。
私は、悲しいです。
どうして街を歩く時、ホームレスの人々が投げかけてくる声や質問を見て見ぬ振りして、こんなにも警戒して歩かないといけないのでしょう?
どうして彼らはときどき悪魔のように罵られ、社会から追放された汚物のように見られないといけないのでしょう?
どうして自分達は誕生日を毎年のように祝ってくれる友達がいて、「今日も最高の一日でした」って日記を書いて、生まれてきたことをこんなに喜び合っているのに、私たちの住む同じ街では、こんなにも多くの家がない人がいて、彼らは道で眠らないといけないのでしょう?
アメリカに来て一番感じること。日本との違い。それは、『無力感』です。
Okay, 色んな文化に触れることができるし、様々な人種と友達になることができる、最高だ。でも、しかし、一旦“責任者”や“代表的な人物”となると、それがどれだけ遠い存在なのかを見せつけられます。
身近な例でいえば、大学のシステムも、一見日本よりもはるかにテクノロジーが発展していて、すべてのインフラが整っているように思えます。
でも実際に、いざというときに連絡を取るとなると、返信はなかなか相手の目に触れない、そして学部長や責任者となると予約を取るのがとても難しくなります。
ホームレスの人々は、ほとんど黒人のアフリカアメリカ人です。
彼らがホームレスになった理由、それは、ほとんど皆んなが気づいているかもしれないけれど、資本主義、そして黒人差別に深く関連しています。
彼らを守る為に、ご飯を提供する団体や、様々な組織が努力をしてきました。しかし、これが現状です。街を見れば、その国の状況が一目瞭然です。
アメリカの政府は、ホームレスの彼らを救って美しい街の景観を整える代わりに、お金持ちの人々が裕福であり続ける為の選択をしました。だから、全てのものが高く値上がり、最新の技術がますます導入されていく一方で、ホームレスの人々は取り残されています。
また、このままではさらに彼らの数は増えていくのではないでしょうか?
そして、この声が、届く事はないのです。
だから、今日も、目をつぶって、同じ社会で生きる彼らと苦しみを共に分かち合おうとせず、代わりに警戒心を向けるしかないのです。
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読んでくれてありがとうございました。
こうして自分が思っている事は、全く私だけが感じている事ではないのです。みんなが思っている。みんなが感じているのではないかという事を文章にしただけです。
街を歩く日本から来た私が、悲しみと同時に怒っている事を、裕福な人々や、アメリカの政府は知る由もないでしょう。
答えも解決策もない。
民衆の耳に声を傾ける偉大なリーダーもこの国にはいないのです。
留学33日目、帰国までの約10分の1を過ごして、思った事記録。最高な留学にする思いも、最高な友達のとの出逢いも本当にありがとうな気持ちは変わらないけど、それらと同時に感じる事でした。
次のノートでは、また違った話をできたらいいね。
応援してくれるみんなは、改めて本当にありがとう!
全然くだらないこと多いけど、そんな“くだらない”毎日の中に大切なものってあるんだよ。そんな思いでTikTokやってます。
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いつもありがとう。
See ya!