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息の仕方がわからない、からの呑気症#29
あぷあぷと焦っているときはほんとに溺れているような感じで、空気を吸っても吸っても、肺にはいっていないような気分で、そうなると息ってどうやってするんだっけ?!とますます溺れてしまうのですが、ほぼ過呼吸の状態ですね。
息の仕方がわからないってやっかいで、普段何も考えなくても出来ていたことに気を向けないといけないということは、それに精一杯で他のことができなくなる。そして、下手くそな呼吸のせいで空気を飲み込みすぎてしまうのか、やたらとお腹が張って、ゲップやガスを出さないと破裂しそうに痛くなる。その当時に一体、このお腹の張りはなんなんだろうと調べたところ、「呑気症」という症状がぴったりで、原因はストレスとのこと。そりゃそうだろうね。パニック自体がストレスからで、パニックによるストレスで呑気症。パニックがよくならないとそれもよくならないわけで、逆を言えば、パニックがよくなれば他の不調もよくなるわけで、いやもう、あぷあぷ地獄にゲプゲププープー地獄で、どうしたらいいねーんっっ!!うん、そうだった、そうだった。こうやって悪化していくんだろうなぁと思いながらも、断薬を目指すからには自分の力でうまくやっていくしかないわけで。まずは空気を飲んでしまうことの対処法を考えました。
食事はゆっくりとる
慌てて食べると空気も一緒に飲んじゃうらしいので、ゆっくり落ち着いて食べる。仕事しながらのながら食べをよくしていたので、きちんと頭を切り替えて、美味しいものを美味しいと思いながら味わって食事をするようにしました。
何かに集中する
ぼんやりしていると、していることが呼吸だけになり、意識がそこに集中してしまってわからなくなるので、意識せずに済むような夢中になることをしました。電車での対策での1人筆談にもつながりますが、絵を描いたり、文章書いたり。ゲームでもいいと思いますし、アナログにけん玉やトランプピラミッドでもいいと思います。とにかく何かに集中すると呼吸を気にすることなく、変な空気も飲まずに済みます。ウキウキすることならなおよし。ウサツキの場合は絵を描くことも好きでしたが、手芸が好きで、これをこうしてみようか、あの材料がいるなぁと思いを巡らしていると随分落ち着きました。
息が少し上がるくらいの運動をする
子供の頃、マラソンの練習時に「すっすっ、はっはっ」と習いませんでしたか?時代や地域の違いでなんだそれは?という方がいらっしゃるかもしれませんが、呼吸をリズム良く整えるために、吸って吸って、吐いて吐いてを繰り返すよう言われました。疲労してくると身体も呼吸も苦しくなるのですが、マラソン時に呼吸を意識していても意外と空気を飲みすぎたり、過呼吸気味になったりとかはならないなぁと思いまして。おそらく、呼吸を意識していても、それ以上に頭が走ることに集中しているためなんじゃないかと。また、何でもないときにすぅーはぁーすぅーはぁーしていると過喚起になって苦しくなりますが、運動後の深呼吸は結構やっても大丈夫なものです。野球やサッカー、バレーやテニス、ジョギングもそう、何でもいいのでスポーツをすることで意識してする呼吸でも大丈夫な体験を繰り返すことで、わからないーっとなることを軽減させることに繋がるかなと思います。
運動することで腸の動きもよくなるので、空気飲んじゃっていても、ガスとなってするっと出てくれるので一石二鳥です。
お腹が苦しくなってしまったら
ウサツキのお勧めはガスピタンかビオフェルミン。入ってしまった空気は整腸剤でなんとかしてもらおう作戦です。他力本願的ですが、仕方ないのであとはビフィズス菌にお任せします。
とにかく気にしない
気にするなって言われてもなるもんはなる!とそりゃ思います。でも、元も子もないけれども、気にしないのが1番なんです。だって、寝ている時はちゃんと意識しなくても呼吸しているし、仮に息を止めてても苦しくなれば吸い込みます。どうにかしなきゃと思うとどうにもならないのです。ちゃんと勝手に身体は生きようとしているので、好きなことを考えて、好きなものを食べて、睡眠をしっかりとって、自分の身体を甘えさせることに尽きます。
今でもときどき
何でもなく過ごしていますが、たまに仕事やママ友関係のストレスをガツンと受けたときは、あ、空気飲んでるなと感じることがあります。そのときは、お腹が痛くなる前に先にひたすらゲップで出しちゃうようにしています。そのときの1、2日だけで終わっているのですが、「ちゃんと対処した」と自分が思っているからかなと。
風邪かアレルギーなのか喉を長く痛めていたときがあり、息が吸いにくくて、ちょっと喘息みたいになっているのかな?と内科に行った時に、酸素濃度を測ってもらったら、息出来ていないどころか、酸素が高すぎると…。それを聞いたときは「なんだ、結局、過呼吸かい。」と昔を思い出し、頭がくらくらしてして、先生の膝に手をおいて深呼吸しました。ただ、その指摘があってから、酸素入ってるから死にゃしないと気に留めずにいたら良くなりました。息苦しさの原因が分かればこっちのもの。うまく対処していくことが出来れば、またか!もうダメだ!とむやみに薬に頼らずとも身体は対応してくれます。
ストレスレスが何よりも必要な環境なのですが、いろんな人間や生き物がいる地球で暮らしている以上、いつどこでどんなことが降りかかってくるかわかりません。なので、ストレスレスではなく、ストレスを上手く乗りこなせるようになっていけたらいいなと思っています。ま、ウサツキもまだまだだな。