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エミちゃんとの会話#9

エミちゃんの心療内科に予約していた日が来て、お隣のおばさん、つまりはエミちゃんのお母さんが車で連れて行ってくれるということで、お言葉に甘えてお世話になりました。

そこは望めば漢方でも処方してくれるということと、先生との相性が良かったので通っているということで、思ったとおりのとても物腰のやわらかい優しい女医さんでした。私の今の状況をよく聞いて、今出されているお薬について、そんなに強いものではないということ、その薬で安定しているなら問題ないということを教えていただきました。漢方への移行は考えていませんでしたが、もし、今すぐ子供を作りたいとかでなければ、できればそのまま今合っている薬を続けることを勧められました。そもそも漢方は味が苦手で、また結婚したときに考えればいいかなと思いました。

安心して預けられる先生だなと、とても好印象でしたが、電車では交通の便が悪く、毎回おばさんにお世話になるわけにもいかないので、とりあえず今は最初に行った心療内科で通い続けることにしました。

エミちゃんは分かってくれる

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自宅に戻ってきてから、おばさんと大人になったエミちゃんと少し話をしました。エミちゃんは私のあの嫌な感じになったの話を、終始、「わかるわ〜!」と共感してくれ、あのなんとも言えない状態をわかってもらえることが、こんなにも気持ちが軽くなるものなんだと、とにかく嬉しくて仕方ありませんでした。どんなにそれを詳しく学んだ優秀な先生であっても、経験したことがなければ「わかるって言うけど、ほんとはわかってないよね?」と、気持ちを預けつつも冷ややかに見ている自分がどこかに存在していましたが、経験者の言葉はとてもプラスに響きました。エミちゃんには小さな子供がいて、子育てしながら頑張っていることにもう尊敬でしかなくて、私もこんなことでへばってられないなと、元気をたくさんもらいました。もちろん、分からなくても、ただ側で寄り添ってくれるおばさんにも感謝しかありませんでした。

エミちゃんは、もし困ったことがあれば電話くれていいからねと言ってくれ、心強いお守りをもらった気持ちになりました。


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