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食事と社交不安障害

あなたは誰と食事をしたいですか。

友人、家族、恋人、、等。

関わりの深い人やこれから仲良くなっていきたいと思う人と食事をしたいと思うはずです。

誰かを好きになるのは、良いことです。

それが恋愛的なものでなくても、誰かと仲を深めたいと思うことは尊いこと。

好きな人や仲良くしたい人がいると、良く思われたいとなるのは当然だと思います。

だって好きになってほしいし、興味を持ってほしいし、自分のことをもっと知ってほしいですよね。

しかし、当時の私にはそういった期待は一向にプラスに働きませんでした。

私は高校一年生で遠足があった際、大切な友人の前で第三者に食べ方が汚いと言われて、一切会食はしないと決めたことがありました。

それ以前に赤面恐怖症ではあったのですが、遠足で孤食はできず、すごく無理をしていました。

それが、なんてことだと(笑)

言われた瞬間身体が固まってしまって、

ショックと同時に、なんてデリカシーがないんだと腹が立ったことを覚えています。

その時に食べていたのがクロワッサンたい焼きだったので、「衣は落ちるやらそりゃ綺麗に食べるには難易度高すぎるでしょ!」とは今では思いますが(笑)

他にも、3人で回っていたこともあり、目の前の二人が食べ物を分け合っている場面を見て、私もやる流れなのかと考えすぎて嫌になっていました。

フォークで割った時に相手の食べ物を汚くさせたらどうしようとか食べた跡がついて嫌な顔をされたらどうしようとか、マイナスなことに思考を巡らせては勝手に苦しんでいました。

その時私はその場にいるのが耐えられずに、「早く他のとこ行こうよ」と急かしてしまったんですよね。

食べ方を見られて変に思われたくないという気持ちが強まって、気を遣うのも嫌だなと感じるようになっていきました。

長い間お店へ入ってご飯を食べることもできず、

外へ出ても行き先は限られ、人気のない公園で手軽に食べられるお菓子を食べたり、風景を眺めて音楽を聴いていたことも。

人と待ち合わせをしてどこかへ出かけるわけでもなく、逆に昔の知り合いにもこんな惨めな姿は見せまいと会うこともずっと躊躇っていて、独りぼっちが続きました。

みんな私に会いたがっているよとLINEで昔の知り合いに言われても、「嘘だ、そんなわけない」と疑いの心でいっぱいで、ガッカリされると思うし私は会いたくないなとずっと思っていました。

会うとなると、大抵食事のお誘いということもあったからです。

「久しぶりに会ってご飯行こうよ!」

私は頑なに拒否し続け、そしたらお誘いの頻度も減ってきて、結局独りぼっちを自分から選んでいるようなもの。

これでいいんだと自分に言い聞かせても、なぜか心は空っぽでした。

誰かと一緒にご飯を食べて、談笑して、そんな現実がやってきたらどんなに幸せなんだろう。

食べることは大好きだし、安心感に包まれた状態で誰かとご飯を食べられることはもっと素敵だし楽しい。

自分が「美味しい!」と大きな反応をして、「ほんとだ!美味しいね!」と返ってくるあの空間がほしい。

明日には忘れてるであろう話題で腹がよじれるまで笑っていたい。

私は単に誰かと食べることを楽しいと感じていたいだけなのに、どうして食べる姿を見られることを恐れているんだ

悔しいし、そんな自分が嫌だったのを今でも鮮明に覚えています。

麺類や骨付きの肉、綺麗に食べる時に苦戦しそうなものをイメージするだけで心が締め付けられましたね。

口にほおばる時に食べ物を落としたり、一回で口に含めずに何度も嚙み切ろうとするイメージをするだけでもう嫌になる。

これで顔も真っ赤だ。

意識がそこにいきすぎていて、失敗するイメージを繰り返しし、思いのエネルギーを違う方向で使っている。

食べたいものも自由に食べられず、沈黙を作らないように会話もしなきゃいけない、つまらない人間だと思われたくないと、そんなことばっかり考えているから人との食事もずっと嫌だった。

友人でもそうなっていました。

こういう方、私以外にいると思います。

おそらくデートなんか絶対無理。考えられませんでした。

私にはそもそもデートする人もいませんでしたが(笑)

ただ、これでは恋愛も自由にできないし、素直に相手の愛を受け取ることもできないのではないでしょうか。

それってすごく、自分も相手も辛いです。

ほんとにこの人のこと好きなのかなって、わからなくなると思います。

食事って、人との関わりにおいて重要な役割をしてます。

誰かと関わるきっかけになったり、より仲を深めるきっかけになります。

相手の口に入れる瞬間はたしかに目には入りますが、それを意識してじっと見ている人ってごく稀です。

私の周りにはいませんね。。

なぜなら、相手も食べているからです!

というのもありますが、約束をして一緒に食事をしている時点で相手はあなたのことを受け入れてくれています

だから、安心して大丈夫です。

会社の飲みや学校行事のように、半強制的に人と食べることになったら、まずは会話を楽しんでください。

相手に興味を持つことです。

話が盛り上がると、お互い話に夢中になります。

その時、本当に話に夢中になっていれば、自分がどう思われているのか等も考えられなくなります。

これが大事なんです。

「もっと食事や会話自体を楽しむ」

こういう心境が良いんです。

そして、誰が相手でも素直に食べることです。

綺麗に食べようとするから、上手くいかないんです。

そうではなく、美味しいと感じたらめちゃくちゃ美味しいってことを全力で表現するんです。

そうすると相手も喜びます

私は「野田さんってほんと美味しそうに食べるよね」ってよく言われます(笑)

自分も余計に美味しく感じるし、相手もそれを見て喜んでくれる。

これって最高ですよね。

そういう人間にまずは自分自身がなっていくことが大事です。

それに、どんな食べ方でもいいじゃないかと開き直ると楽になれます。

美味しそうに食べてくれる人が一緒にいるだけで楽しいんです!

それが魅力になるし、そういう素直な人が周りに好かれます。

だから、どんな自分も自分。

そんな自分を許して、受け入れて、認めてほしいです。

私はクロワッサンたい焼きを汚く食べようが、そんな自分を今では許しているし、むしろ可愛げがあったなぁと思います(笑)

そのくらい自分に対して寛大であってください!

そうした自分を受け入れてくれる人を、自分も大切にしていけばいい。

あなたはこれからも好きなものを食べていいんだし、
好きな人と食べていいんだ!

自由だ!


おわりに


普段は、
・人の目が気になって生きづらい
・人と関わる度に緊張して赤面したり頭が真っ白になる
・人前で恥をかくのが怖い、変だと思われるのが怖い
・他人の評価に振り回され、自信がない
・他人のキツい言葉にいちいち傷付く
・他人の視線が怖くて下ばかり向いてしまう
・手足が震えてここぞというときに力が発揮できない
・食べているところを見られると思うと会食が怖くてできない等

こういった対人恐怖・対人不安・人間関係でお悩みの方を中心に、60分間の無料個別カウンセリングを行っています。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!









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