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私も「自分」でいっぱいのクローゼットにしたい


『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』

最近読んで、ワクワクした本です。
このパワフルなタイトルに一目で惹かれた。

著者の昼田さんはファッションエディターをされているとのことで、お仕事柄1000枚の服を捨てるのはかなり勇気がいることだっただろうなぁ。

それでも、"人生の詰まり"を取り除くべく、自分の本当の気持ちにとことん向き合い、物を減らし、段々と軽やかになっていく姿に勇気をもらえる。

「私は物事をこう捉えてみる」「こうしていくと決めた」と、自分で自分の考え方を選択していくこと。
そうやって自分で人生という船の舵をきっていく力強さ。

きっと舵をきった瞬間は怖かったり勇気が必要だったりするけど、進んでしまえばスルスルと導かれるように軌道に乗れたりするものなのかもしれない。

あぁ、私もやってみたい…!
素直にそう思った。

「他人のための服」を追い出したいのに、またしても「他人に植え付けられた観念」に引っ張られ、手放せない。
(中略)
「捨てる」とは、こうしてできあがった「他人のためのクローゼット」から「他人」を追い出し、「自分」だけを入れていくこと。


『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』P48

ハッとした。
無意識に他の人からどう見られるかを考えている私には眩しいくらいの清々しさと潔さ。

自分の好きな服着たらいいんじゃん…!

当たり前のようだけど、私はできていなかった。
よく考えたら私のクローゼットには確実に「他人」が入り込んでいる。

今週末は衣替えもしたいし、これを機に服をみなおしてみるか…と考えながら帰路に着く。

スッキリ軽やかになったクローゼットと、そこから取り出したお気に入りの服を着ている自分を想像すると、少しだけ週末が待ち遠しくなった。

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