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「今を生きる」の正体。


過去の後悔や未来の不安に囚われずに
「今を生きよう」

そんな言葉を最近よく聞くようになったような気がする。
それができれば、私が目指す身軽な人生に近づく気がして、その考え方をぜひ取り入れさせてくださいという思いだったけれど…

あれ、「今を生きる」って一体どうやれば?

過去や未来に囚われない、ね。
なるほどなるほど…。
とりあえず先のことを考えないようにしようと思い立ったが、そう思えば思うほど未来のことを考えてしまった。

難しいな…。

気分転換に外に出た。
綺麗な快晴の空。ひんやりした空気が顔に触れると気持ちがよかった。

なぜか急に走り出したくなって、一本道を走ってみる。(久しぶりに「走る」ということをした)

しばらくして立ち止まると、足にずっしりとした重さを感じる。
今年はランニングでも始めてみるか。
走るのは嫌いなくせにそんなことを思ったりした。

さっきまで寒かったのに、いつの間にか体は温まっていた。

近くのセブンイレブンでアイスカフェラテを買って、飲みながらまた歩く。

空気は冷たい、でも日差しは暖かい。
カフェラテは冷たい。でも気持ちは温かい。

「穏やかだなぁ…生きてるって感じだなぁ…」

そう思ったときに、頭に電流が走る。
もしかしたらこれが「今を生きる」か!

私は「今を生きる」を「自分の五感を研ぎ澄ます」と解釈した。

空が明るく綺麗だとか、ひんやりした空気が肌に触れて気持ちいいとか、地面をスニーカーで踏む音や感触、コーヒーの良い香りや味、走った時の体の重さや達成感。

それを丁寧に味わう。
それができることに感謝をしながら。

これが、いわゆる「今を生きる」なのかもしれない。

それならできる気がしてきた。

2024年はすでにいろんなことが起きているけれど、生きていると感じられる幸せを噛み締めて、
穏やかに暮らしていけることを祈り、自分の毎日を丁寧に味わっていきたい。

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