前週(その1)に続き、三国志の登場人物で遊ぶ脳トレ問題(クイズ?)です。どうぞお付き合い下さい!
問題
1. 間違い探し
一つだけ違う文字が混じっているのを見つける問題です。
1-1 こうちゅう
1-2 ちょうしょう
1-3 びんじゅん
2. 並び替え
ある基準で並び変えたときに、一名だけ□□に入らない人物がいます。それは誰でしょうか?
ヒント1
並び変えたあとの数字は、次の通り。
189 => 220 => 221 => 223 => 226 => 229
ヒント2
劉協は後漢の皇帝で、諡号は孝献皇帝。
3. クロスワード
四角形(□)に入る漢字を全て埋めて下さい。三国志に登場する人物が五名出てきます。
ヒント
正解
1. 間違い探し
1-1 こうちゅう
孔伷と孔宙。筆者が個人的にこの二人をよく間違えてしまうので、問題にしました。
孔宙は、孔子の直系の子孫で、魯国曲阜の人。孔融の父として知られています。
孔伷は陳留郡の人で、反董卓連合軍に参加したことで名を残しました。
史実では孔融は反董卓連合軍に関わっていませんが、なぜか『三国志演義』では参加したことになっています。
そのため、孔融から見ると孔宙は父で孔伷は同志ということになり、紛らわしくなりました。
1-2 ちょうしょう
張昭と張紹。「ちょうしょう」と読む人物は多数いますが、その中でも特に紛らわしいのがこの二人。
前者はおなじみの呉の重臣で、後者は蜀の功臣張飛の子ということで、どちらも存在感があります。
ちなみに魏にも張昭がいるため、呉の張昭は「張昭①」、魏の張昭は「張昭②」となっています。それも紛らわしい理由の一つ。
(同姓同名の話はこちら)
魏の方は兄弟ともに「ちょうしょう」で、兄が張承、弟が張昭ということになります。
そして呉の方はなんと、張昭の子が張承です。あー、紛らわしい。
1-3 びんじゅん
閔純と関純。これは分かりやすい。前者が本物で、後者は偽物です。
『三国志演義』では、原典を読み間違えたのか、大衆向けのため簡単な字に替えたのか、いずれにせよ「関純」という名前で登場します。
2. 並び替え
これは、皇帝の即位順に並び変える問題でした。問いはこの中に入らない人物なので、正解は曹操です。
曹操は皇帝になっておらず、武帝の諡号は死後に贈られました。
前回より並び替えの難易度が上がっていますが、正解を出すだけであれば容易に感じた人も多かったかと思います。
3. クロスワード
陸と孫は埋まりやすいでしょう。そのあとは、陸康と呂公のどちらが先に埋まるのか、いきなり公孫康が出てくるか。
昔の記事(三国志学会 第十七回大会)を読んだ方は、主要人物として公孫康が出てくるので、容易だったかもしれません。
いずれにせよ比較的知名度のある人物ばかりで、前回(その1)よりは易しくなっていると思います。
(その3)はこちら