虚無感いっぱいの人の頭の中
それにしても、よくそんな平気で生きてられるね。
恥もクソもねぇような様子で、これ以上答えの無いことを考えるのをやめたような人間。正義や悪は無い。ただ人間がいる。
考えてみてほしい。
知らねークソみたいな人間の群れに押し合いへし合い揉みくちゃにされながら、向かう先は自分が歯車になる場所。そこでも興味ねぇ人間と共にしょうもないことをチマチマやって、夜になったら帰る。
帰る場所に着いたら手洗って着替えてスマホ消毒してシャワー浴びて飯食って勉強して歯磨きして寝る。
忘れてはならないのが、
皆いつか死ぬ。
もう一度言う。自分は必ずいつか死ぬ。
Everybody gotta die sometime.
この事実に目を背ける人間はなんと幸せでいられることか。その先が思いやられるけどね。アリとキリギリス。
なんでそんなに落ちぶれるまで現実と向き合わなかったの?って。
馬鹿なの?
ええ馬鹿でしょう。同情の価値すらない。
悲しいねぇ、馬鹿でも賢くても不幸でも幸せでもいつか死ぬ。一人で死んでいく。
死ぬだけではない。殺しもする。
誰かが代わりに殺しているだけで、我々は毎日何かを間接的に殺して食べて生き延びている。
何も殺さず生きていくなんて生き物に生まれた時点で無理な話である。
お前は多くを殺し、そして殺される運命にある。
誰も逃れられはしないのだ。
分かってきたかこの絶望を。
地球の上を歩き回るダニより小さな生物種の一つが好き放題しても、恐らく地球は壊れやしない。
壊れるのは我々の暮らしだけ。
地球は泣いたりしないし悲鳴も上げない。
都合よく擬人化して、それを見抜けない人間の感情を煽っているに過ぎない。
地球もいつか原型を留めなくなるのだろう。隕石に粉砕されたり、歳をとって巨大化した太陽に飲み込まれたりするのだろうか。
そうなれば、どんなに地球上で繁栄していようと、どれだけ子孫を残そうと、
皆、死滅する運命にある。
何かに依存している以上、依存先が駄目になれば全て消え去る。
これを恐れた人類はなんと、宇宙へ飛び立とうとしているようだ。目指すは火星だとか。
大気が非常に薄いらしい。寒くて仕方がない。クソ遠いし。空気ねぇし。
愚かな生物種であるヒトが地球外で繁栄することがあったら、と想像するだけで悪夢が見られそうだ。
大方の人間が叶えたいことは、繁殖すること。その欲望の訳を彼らは深く考えない。
考える知性がないのか、考える時間が無いのか、考えたくないのか...
自らのコピーを増やそうと志向し行動する点においては、今流行りのコロナウイルスとそっくりである。
ウイルスと同じ行動原理。
認めたくない?そうだろうねぇ!
今まで考えたこともなかったんだろうからねぇ!!新情報への拒否感MAX!!!
仕方ないよ、本当の敵はウイルスなんかじゃない。
己の生物としての運命そのものだ。