かぼちゃの馬車事件を克明に記した一冊
かぼちゃの馬車事件 〜スルガ銀行シェアハウス詐欺の舞台裏 | 冨谷皐介 |本 | 通販 | Amazon
本書の概要
この本を読んだ感想
とあるサラリーマンが投資詐欺にあったという話が克明に記載されているだけといえばだけなのだけど、相手は地銀の雄スルガ銀行で投資先は若年女性向けシェアハウス物件で社会的な意義もあり、かつ、家賃はサブリースで賃料保証という、字面だけ並べても怪しさ全開の貸し付けだったわけですが、投資スキームが崩壊した時の焦燥や被害者団体の内紛なんかはとても参考になるなと思いましたね。特に、シェアハウスができていて入居済みの物件とまだ更地の物件ではキャッシュフローが全然違うし、自己破産するかしないかも各人の状況で全然違うというは想像できることではあるのですが、こういう小説みたいな形で読むと納得感も違いますね。
どんな投資でも自己責任なので、サブリースの賃料保証とかまず手を出さないなあとも思いました。
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