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脳をリラックスさせたいなら!走るしかない!

3年半程前の事、私は突然走りたくなった。

皮膚炎を酷くしていて、食べる物のバランスに気をつけても、摂取する油の種類を変えてみても、消化酵素を飲んで消化による胃腸の負担を軽くしてもアレルギーがなかなか好転していかない事に神経がすり減って、おかしくなっていた。
だんだん睡眠も不安定な状態になっていって、
「記憶力がおかしくなっている。」と、かかりつけの皮膚科のドクターに訴えてみたが、
「洋画でもみたら?」
「登場人物がいっぱい出てきて、頭を使うよ。」
といった感じで、あまり、真剣にはとらえて貰えない。

薬も色々と変えて飲んでみたが、これといって良く効く物に出会えず、
「アレルギーを起こす原因を何とか追究出来ないか。。。」と苦悩していると、ドクターに
「アレルギーを起こす原因物質なんて沢山あり過ぎて、そこにたどり着く事は難しい事なんだよ。」と言われた。
「人間をバラバラにしたら、医者は組み立てる事は出来るけれども、その人間を動かす事は出来ないんだよ。」
「人間の身体はまだごくごく一部しか分かって無いんだよ。」と。
辛い気持ちがしたが、人の身体は難しい事を理解した。

そして、走る事にしたのだ。
体に何か悪い物がたまって来ているような感じがあって、“汗とともにデトックス出来ないか?”と思ったのだ。

後から知ったのだが、汗からはごくわずかにしか有害物質は出ないらしい。
なので実際にはデトックス効果は得られていなかった訳なのだが、
走っている内に頭が整理されるような感覚がしている事に気が付いた。
上手く呼吸に集中する事が出来ると、“今、ここ、自分”に感覚が戻って来るような感じがする事も。
走り終えると身体は疲れているのだが、脳はすっきりしている。
思わぬ走る事の効果を知る事になった。

結局、ジョギングではアレルギーは抑えられなかった。
その後、かかりつけのドクターは
「治せなくてゴメンね。ここは設備も少ないし、個人クリニックだから、セカンドオピニオンでなく大きな病院に移してそっちに任せてしまうね。」と言って、大学病院に紹介状を書いてくれた。
そして、移った大学病院で処方された免疫抑制剤を飲んでアレルギーを抑えた。
今現在、飲んでいたらコロナかかりやすいので危なかったが、今は塗り薬で何とか悪くならずに抑えている。

免疫抑制剤を飲んでいた時、副作用として、毛が濃くなっていた。
さすがに毛深いのは嫌だったので、鏡で体のチェックが欠かせない。
モミアゲを切った時には、どこまで切るのが正解なのか分からず悩んだ。笑
薬を飲むのを止めたら、元に戻った事は言っておきたい。

それから、身体の体幹に力が入りにくくなった。
ピラティスをやっていたが腹筋運動が上がらなくなり辞める事に。
それでも、走る事は続けた。
疲れてくると姿勢が崩れそれが足の痛みになって、走り終わると足がガタガタと痙攣した。
あまりにも足全体が痛み、一か月程休み、やっぱりと走った時“ランナーズハイ”に入ったのだ。

夕日の中を走っている様な温かい光が周りにあって、懐かしい人に会えた気がした。
とても、幸せだった。

ランナーズハイと呼べるものに入ったのは、恐らくそれ一度だけだと思っているが、もう一度、ほとんど意識が飛んだ状態でいつものジョギングコースを走り、帰って来た事に気づき時計のタイムを止めたら凄いタイムで走り切っていた。という経験がある。あれは何だったのだろうか?

ランニングの効果について興味があったら「脳を鍛えるには運動しかない!」という本を読んでみる事をおすすめする。
すぐにでも走りたくなってしまう一冊である。

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