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強い心は科学的に作り出せるのか?

人は曜日で生きている。

昔、ある方に教えて頂いた事です。

仕事をしていて
「来週○日にミーティングしよう。」と言われるより、
「来週○日○曜日にミーティングしよう。」と言われる方が頭でパッとスケジュールが立てやすい。という事。


私も曜日で動きが同じだったりする。
月曜日は、会社でミーティングがあり、火曜日は子どもの習い事があって、水曜日はGYMへ行き、木曜日は・・・

子どもが生まれて、私のスケジュールは、会社の事、自分の事に加え“子どもの事”が増えた。
この子どものスケジュールが、カレンダーに書き込んでいるにもかかわらず、すっかり頭から飛ぶ事がたまにあり、本当に申し訳なく思う。

こんな感じなので、なるべく予定は曜日を固定したかったりする。
○曜日になると、「あれ?今日は、どこに行くんじゃ無かったかな?」と頭にイメージを残しやすいのだ。

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“サザエさん症候群”というのを聞いた事があるだろうか?

ーサザエさん症候群ー
日曜日の夕方になると明日からの仕事を思って憂鬱な気持ちになる状態の事で、海外では“ブルーマンデー(Blue Monday)”憂鬱な月曜日と言われる。

子どもが、ある曜日の朝になると食欲を失い、あまりご飯が食べられなくなっている。
原因は分かっていて、子どもは「失敗するのでは。。。」と先回りして不安を呼び寄せている様なのだ。

私も、先を予測し、悪い方を考え、不安を呼び寄せてしまうので「とても良く分かる。」と子どもには言っている。

とても、難しい問題だとは思うが、子どもにはこうアドバイスしている。
「外からのプレッシャーに多くの気持ちを向けるのではなく、自分が今、何が課題だと思っているのか、自分を客観的に見るように。」と。

「不安を感じる事は当然ある物としてとらえること。」
「外からのプレッシャーに反応し過ぎるのではなく、自分の中に課題を見つけて、今日は、これにチャレンジしてみようと考えること。」
「それで自分が望む事ができたら、それでOKだ。と自分を認めること。」

「自分の中に“出来た!と思うプラスの気持ちを大切にするように。」と伝えている。
自分の達成感を大きな事、大事な事として捉えてもらいたい。

子どもは、紙のノートに、
・まだ、難しいと思っている事。
・こういう風にすれば良いと思う対応方法。
・今日、出来た事。
を記入している。

うちの子どもは、反抗期は来ていないようで、今の所はまだ素直だ。
ちゃんと、ノートに記入している。

子どもは、小学校6年生だが、学校でも似たような事に取り組んでいる。
なりたい自分の姿を目指して、課題を見つけ、修正を加えながら粘り強く解決を目指していく。
その過程を記録し、意識して学んでいる。

自分を第三者の客観的視点から理解し、コントロールする力をメタ認知と心理学で言われている。

不安を感じた時に「ダメだ、ダメだ。」「不安を早く消さなければ。」と思えば、思うほどにより強く感じるようになってしまう。
これでは、不安を遠ざける事は難しそう。
ここで「自分は不安を感じているんだ。」と第三者的な立場から俯瞰で自分を見つめてしまうのだ。
不安を感じている自分を認識し認めてあげてほしい。それが、不安を遠ざける第一歩。

皆さんは、同じ事を、くよくよ何度も考え辛くなる事ってないだろうか?
私達の脳には、1つの問題を何度も何度も頭の中でリピートするという癖がある。
厄介な癖だと思うが、まんまとこれにはまって抜け出せなくなると本当に辛い。
経験がある!という方も多いのでは?
頭の中で考えてると、悩み事がリピートされ倍増されて受け取ってしまうので、もしあなたに悩み事があるなら、頭の外に出す事を試してみてもらいたい。

それは“紙に書く”こと。
なにを書けば良いのか?というと、

「なんで悩んでいるのか。」

「どうしたら解決出来るのか。」

を書いてみてほしい。

なんで悩んでいるのか?を書き出してみると、「意外にあれ?これだけ?」という事もあるかもしれない。
悩み事をリピートしている内に沢山あるように思えているだけで、悩んでいる事柄の“数”は少ないかも。

次に「どうしたら解決出来るのか。」を紙に書いてみる。

自分を飛行機に例えるならば、
飛行機がきちんと目的地にたどり着けるのは、目的地に向かっているか、航路からずれていないかを常に確認しているから。
なので、目的地までたどり着くまでの状況を自分自身で「どうしたら解決出来るのか。」とアドバイスするのである。

しかし、いくら目的地が明確だとしても、自己評価が低いと「自分には出来ない」と諦めてしまい、適切な手段をみつけようとしない。
これが一番大事な事。
メンタル=自己評価という事。

なので、子どもにはノートに書いている、“今日、出来た事。”を大切にしてもらいたい。

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ここ最近の子どもの様子は、自分の課題にチャレンジしているようで、それが見えている。
「すごい!」と思うし、ほめているのだが、不安は隣り合わせのようで、気分は低空飛行ぎみを飛んでいる。
時には、少し上昇を見せたりもするが、不安を完全に無くす事は難しい。

なので、タイトルの「強い心は科学的に作り出せるのか?」の答え探しはまだ、私の中で継続中だ。

子どもと一緒に不安に向き合って、少しずつ強い心を身につけて行けたらと思っている。

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メタ認知についても書かれている、今回の記事の参考図書を下記にリンクしておきます。
この本、紙版は、大事な所は赤でマーカーがしてあるので、興味のある所だけしっかり読めば、後は流し読みでも内容は大体分かります。時間短縮(笑)
(電子書籍版は見てないのでわかりません。)
実際、終章で本を最後まで読む必要はありません。と書かれてます。
試してみたいと思ったことを見つけたら即実行。だそうです。

興味があれば、読んでみてください。

またのご来訪よろしくお願い致します。

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