ICT教育のメリット・デメリット(2/2)
こんにちは!
前回の投稿ではICT教育をすることによるメリット・デメリットについてまとめました。
今回は引き続いて私が実際に現場で使用している機材や、使ってみての感想をまとめていきたいと思います。
機材紹介
1.ノートPC・タブレット
2.Bluetoothスピーカー
3.プロジェクター
4.Apple TV
以上の4つになります。
1~2は私物、3~4は学校の備品になります。
スクリーンは使わず、黒板に直接投影しています。
Bluetoothスピーカーとは簡単にいうと、ケーブルを繋がなくても使えるスピーカーのことです。
スピーカーを使う理由としては、PC本体やプロジェクター内蔵のスピーカーでは音量を大きくすると音割れしてしまい、せっかくの教材を活かせないからです。
また、幸運なことに学校のプロジェクター全てにApple TVが備えられていました。(自費で買うと1万円以上します……)
Apple TVを使うことでPCからケーブルなしでプロジェクターと接続することができます(この機能をAirPlayといいます)。
ただしApple TVと接続できるのはMacBookやiPhone、iPadなどAppleの機器だけですので注意してください。
イメージ図(上が通常の、下が私の環境での機器接続のイメージ)
このように無線接続にすることにより、煩雑なケーブルの持ち運びや接続をしなくて済みます。
ただし接続できる機器同士の相性がありますので、購入される際は必ず調べてから検討するようにしてください。
使用しての感想
環境としては非常にやりやすく、機器もそれなりのものを使っていますので問題なく使えています。
また新しい機器を使いこなしていると、生徒たちに「できる人感」を演出できるためドヤ顔ができます。笑
その上で私がよくやってしまう失敗が以下の通りです。
・充電のし忘れ
・機器をつなぐ順番を間違える
・慣れない機能に四苦八苦
・プライベートな部分を表示してしまう
「充電のし忘れ」は電子機器の一番のありがちな失敗です。
私も一度充電がギリギリになってしまい焦ったことがあります。笑
自分のミスで授業が成り立たないという状況は生徒との信頼にも繋がりますので、最悪黒板でも授業できるようにプランBを考えておく必要があります。
次に接続の順番ですが、複数の機器をつなぐ場合は設定で出力場所を変える必要があります。
例えば私の場合、先にApple TVでプロジェクターと接続した後に音声の出力をスピーカに設定しないと、音声の出力がプロジェクターからのままになってしまいます。
これまでに授業の途中で慌てて変更しなければならないことが何度かありました。
なのでなるべく早く教室に行って、接続テストをするようにしています。
高校・大学時代とプレゼンをする機会が多かったため、図や文字だけのスライドの作成には慣れていたのですが、音声や動画などのメディアをスライドに貼り付けることがなかったため、いざ使う際に音声の流れる順番が違ったり、間違って動画を消してしまったりという失敗が何度かありました。
当たり前ですが、授業前にスライドを通してしっかり確認しておくべきですね。
また、ついうっかりメールの通知やブラウザの履歴などが出てしまうこともあるので個人のパソコンを使われる方は特に注意してください。
教員個人のことであればまだしも、生徒の個人情報などが出たらただ事では済みません。
なるべく生徒の個人情報は私用のパソコンで管理しないようにし、もし必要な場合は必ずファイルにパスワードを設定するなどして管理してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ICTは強制されることではないため、自分から学んで取り入れていかなければならないため少しハードルは高いかもしれません。
しかし今の生徒たちは常日頃からネットに接し、動画や音声などのメディアに親しんでいます。
また、喜ばしいことに教育系Youtuberの方々がどんどん活躍されていることで、生徒たちは家庭でもわかりやすく楽しい授業を受けることができます。
しかしそれは一方で、学校の授業の必要性が問われることにも繋がります。
旧態依然とした講義型の授業は時代に合わなくなっています。
「何を」教えるかは変わらずとも「どのように」教えるかは常に変えていく必要があると私は思っています。
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