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【偏り】音楽観のすり合わせ

重い腰と張り付いたお尻に鞭を打ちケリをつけ、今日も書き始めることができた。それだけでえらい。自己肯定感は上げてこう。

前置きもそこそこにタイトル通りの本題である。
今や音楽は文化として定着し、その幅を日常生活の習慣にまできかせているのだ。
故に同世代の初対面の人との探り探りのトークでも、「普段音楽とか聞きます?なに聞きはるんですか?」というテーマは頻出するのだ。
そんな世の中では、「音楽観のすり合わせ」という作業が必須であると私は感じている。

「音楽観のすり合わせ」とは、相手が好きなアーティストや趣味の傾向を察知して、会話を盛り上げるべく対応することだとしたい。

国民的スター嵐と映画『花束みたいな恋をした』で話題になったきのこ帝国の2組のアーティストで、失敗例を2つずつ紹介しよう。
パターン1:恐る恐るすぎてミーハーだと勘違いされる
〜嵐編〜
相手「嵐すごい好きなんだよね!」
自分「そうなんだ!Love so sweet とかA・RA・SHI とか好きだよ!」
相手「…(代表曲ばっかりでこの人本当に嵐好きなのかな)」
〜きのこ帝国編〜
相手「きのこ帝国すごい好き!」
自分「あ〜クロノスタシスいいよね〜」
相手「話題曲じゃんミーハーかよ」

上記のように、保険をかけすぎて好きなアーティストなのに「本当は知らないんだな」「ただのミーハーか」と思われてしまうケース。これはとんでもない機会損失である。せっかく仲良くなれる共通項なのに!

パターン2:逆に相手の好きを追い越して引かれる
〜嵐編〜

相手「嵐すごい好きなんだよね!」
自分「僕も好き!大野くん推しだからソロ曲の暁とかRainとか好きなんだよね。A-RA-SHIのRebornもめっちゃいいわ…」
相手「…(そんな詳しくはないんだよな…)」
〜きのこ帝国編〜
相手「きのこ帝国すごい好き!」
自分「わかるシューゲイザーがたまんないんだよね。アルバムで言うと渦になるが一番好き」
相手「あーーー(クロノスタシスと東京しか知らない…)」

このパターンは機会損失までは行かないが俗に言うオーバーキルである。
こうなるとその後音楽の話で盛り上がることは難しい。

2つの失敗例を紹介したが、これらのミスを防ぐためには以下のような施策がある。
【相手の好きな曲を先に尋ねる】
どれくらいの知名度、年代、どんな雰囲気の曲が好きなのかを聞き出す
ことができるので、それに合わせて話をすることがきるのだ。
うまくハマればその人が知らない他のおすすめ曲や同じ傾向のアーティストを紹介できる。
【知らないフリをする】
「え、そのアーティストってどんな曲出してるっけ…?」など知らないフリをすることも時には必要である。その後で、「その曲出してる人たちか!こんな曲とかあんな曲とかよく聞いてた!好き!」と合わせることで盛り上がることができる。人間は自分の好きなことやモノについて話すとテンションが上がるという心理を利用した施策である。
【特有のキーワードを入れてみる】
自分の好きな曲の歌詞から単語を拾って会話に混ぜ込む、ファンにだけわかる出来事を話してみるなども有効である。
RADWIMPS⇨電話帳に登録してたガラケー時代が懐かしい 
LiSA⇨THE FIRAT TAKEで泣いてた
miwa⇨横アリのMC.Wakaとのコラボ
などなど…1組のアーティストにつき1コンテンツ自分の中で話題を持っていれば詳しくないアーティストが出てきた時も話題のすり替えが可能である。

やっぱり自分の好きなアーティストとか音楽の話で盛り上がれた方が楽しいじゃない。読者の皆さんも上に書いたような音楽観のすり合わせの失敗を経験したよって人がいるんじゃないかと思う。
今回は個人的なすり合わせ対策を長々と書いたが、これも音楽が好きだからであり、好きじゃないならこんな個人的なことは書かない。
これらの施策を使って音楽トークが盛り上がれば、まだ出会っていなかったまだ見ぬ素敵なアーティストとの出会いも増えるんじゃないかと思う。

こんな感じのnoteもたまにはいいんじゃない?「じゃない」が多くない?

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