文章の練習試合的なnote投稿
SHAKEHANDSというイベントで知り合った方が企画した「#週1note」という部活に参加してみました。自分で設定した曜日に投稿できないと1000円を失う。でもこれはいいプレッシャーです。僕は木曜日。
発信することを頑張ってみようという”部活”ですね。
自分が書くのも目的ですが、基本は読むのが楽しみ。
僕はミュージシャンです。バンドではメロディと言葉を担当してます。今はバンドの試みとして、自主レーベルのオーナーという立場についてます。バンドの為にならなければ、歌い手の僕がメンバーと一緒に代表としての中野をクビにする。
個人で簡単な映像の編集をしたり、文章を書いたり、イベントを作ったり、ワードやエクセルやパワポなんかを駆使する仕事であったりをしてたので、いろんな仕事をしてきた経験を生かしつつ、クリエイティブのそばにいたいと動き回っています。
全ては「歌」というアウトプットに結実させるのが目的なので、そこのバランスが色々悩みどころで、どこかふわふわと漂ってます。
僕にできることがあったら、気軽に声をかけてほしいものです。
EmeraldはCD/サブスクリプションでも聴けます。
聴きながら読むなんてのはいかがですか?
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そもそもnoteを始めたのは、歌うこと以外の「発信」に臆病になっていた自分を奮い起こし、好きなものを一生懸命語ること。言葉を磨きたいという思いだった。
何より、こうしたプラットフォームを利用し「言語化」することに取り組む人達に、Emeraldの音楽を届けたいという思いもあった。可能な限り、かっこよく、それができるようになりたいと。
僕が語りたいと思うことは、Twitterの140文字にも、友人向けのFacebook投稿でも表現できるものではなく。ましてやライブのMCで伝えられるものでもなく。表出した音楽の裏に隠れた世界の話を、ストーリーテラーとして語っていけたらという思いをどうしたらいいか、とても悩んでいた時にnoteに出会った。
広告のないUI、ネガティブコメントのないコメント欄、等身大ながらみんなが一生懸命書くことの真髄に触れようとする雰囲気。人となりに連結したプロフィール。どれをとっても「いいなあ」と思うことばかりだった。Twitterで炎上するような人の投稿のコメント欄も驚くほど静かだ。
Emeraldのコアな魅力を、言語化して伝える必要があると感じていた僕は、それを実現する場所の一つにこの場所を選んだ。いろんな人の書き方を真似してみたり、色々な書き方に挑戦して、文章における人格を整えたり、「それはちょっと違うんじゃないの?」なんて意見も聴いて、少し落ち着いてきた。今振り返ってみると、いやに攻撃的だったり、鬱がにじんでいたり、恥ずかしい限り。
今回は「〇〇だ。」とか「〇〇である。」というnoteで見かける割と主流な書き方に挑戦してみている。実際の自分との乖離が出やすく、頭でっかちに見えるのをなんとか克服できたらいいと思う。
練習をしてきちんと語れるようになってくれば、Emeraldの音楽はより聴き手の日々に寄り添える音楽になるような気がしたのだ。
音楽性にそぐう内容で、文章という角度から、Emeraldに気づいてくれる人がいるんじゃないかと。
ストリーミングの盛り上がりは嬉しい限りだけど、同時に気軽に聴ける分、サラッと流れてしまうというのは確かにある。カセットウォークマンやCDウォークマンで音楽を聴いたり、ラジオで一生懸命最新の音をキャッチしてた人は思い当たる節があるのではないでしょうか?
さらりと流れてしまいがちな現状に。文章というものやキュレーションという角度で、フックをかけられないかなと思ったわけだ。
僕はそもそも得意不得意、天才凡人みたいなことを抜きにして、書くことが大好き。いや、好きとか嫌いでもなく書き続けているというのが正しいかもしれない。
メロディや歌詞を作ろうとするときに、膨大な長さの随筆を描いて、その中からフックになる言葉を引っ張ってきて、曲の導入やメインテーマに据えるなんていうことをよくしている。
書くこと、話すことが歌に密接につながっている。だから僕から書くことや話すことを奪えば、歌にも影響が出てきてしまう。
ミュージシャンはミュージシャンらしく、余計な発信をせずに、「音楽だけに生きる」が美徳とされてきた社会があって、音楽に関すること以外はあまり冒険をせずに、慎ましく暮らしているというのは確かにある。
人気者になれば、指も刺されるし、ネットに余計なことを書き込めば、叩かれたりもするので、家で静かにネットフリックスを見たり、友人の家でお酒を飲むというミュージシャンも多い。一番リラックスできて安心できるから自分も好きではある。
でもその反面僕はといえば、フットワーク軽く人に会いにいくし、お客さんだろうと、ミュージシャンだろうと、あまり属性で分類しないで、仲良くしたいと思うたちの人間であったりもする。
本当はいけないのかもしれない。
しかし、知らない世界で生きる人の話の中に「歌」や「メロディ」を想起することも多く、常にいろんな人に会いたいと常々思っているわけで。
社交場や他業種交流に顔を出しながらも、ライブを見たら、音源を聴いたら、「やっぱこの人は歌う人なんだ」という評価を作り出せたら勝ちだと。そこには命をかけてきた。
僕をミュージシャンとして扱わない人たちもたくさんいる。仕事で出会った人もそうだし、とにかくいろんな仕事をしてきたから、僕が歌ってるのを見て、
「中野さんほんと歌うまいっすね」
という可愛い感想をくれる人たちもいるし、
「俺は中野さんの歌を聴いてしまったら、今までみたいに話せなくなるから、見にいかないんです」
という人までいる。音楽とは関係のない仕事で出会った、年齢としては後輩の、上司とかもそうだ。
僕は日常の中を、歌という一つのアウトプットに向かって壮大な旅をしている。
仕事を一生懸命する人。組織で生きる人。そうした人のそばにずっと、どこかふわふわ浮かんだ存在の自分がいて、どこにいても居場所を得られない代わりに、どこにいても旅をしているような気持ちで、過酷な現場も楽しめている自分もいた。
音楽に全く興味も造作もない人にこそ、自分のトランスフォームした姿を見て、いろいろ感じてもらえたらとも 、そう思って活動してきた。「売れるまでの腰掛けだ」みたいな気持ちでは働けない仕事ばかりだったから。一生懸命働いた。
そんな僕がフリーランスになった。そして今回レーベル代表になったことで、Emeraldを扱う個人商店のオーナーになった。
いろんなことを考えたのだけど、何をするにしても一番興奮できること、一番熱くなれることを中心に、行動を起こそうと思った時、一も二もなく僕はEmeraldの為に何かをしたいという気持ち。それが一番だった。
Emeraldというそのもののことを世に知ってもらう為の活動をしてみようと考えた。自分を大きく成長させてくれたチームだからだ。
でも、ここで大きな問題にぶち当たるのである。
・自分の為にならないことには、人は頑張れない
・独りよがりではなく人を巻き込む必要がある
という壁、真実。
そしてそれを考えれば考えるほど、
自分を知ってくれ!
という活動と隣り合わせであるというリスク!
個人商店のマスターとしても、一個人としても。 知ってほしいのはEmeraldであって、僕ではなかったりもする。知られるにしても、それはやっぱり音楽でという気持ちも強くある。
自己顕示欲や承認欲求みたいなもので汚してしまっては元も子もない。
でもレーベル代表となれば、時に熱意を持って一生懸命伝えなくてはいけない場面も出てくる。
それ故に「過去作のレコードを作る」というどこか慎ましやかな内容のクラウドファンディングプロジェクトに、熱い想いが帰着したわけである。
そうした悩みとレーベルやコミュニティ発足の黎明期の真っ只中(今も)で、オールユアーズの木村さんという方との出会いでさらに発信することの価値や意味を再び教えてもらった気もする。
木村さんは自分のマインドを伝える為に、筆をとった。
そこには宣伝や告知を上回る情熱が込められていて、心を揺さぶられるものがあった。承認欲求という子供っぽく思われがちなもの(誰にでもあるもの)と、純粋で美しいパッションと成果物のバランスの調合は、試合でしか身につかないと感じたのである。
ひとまず宣伝だけになってしまうのが嫌だったのでnoteのお題にもチャレンジした。クラウドファンディングに向けた思いの丈をマガジンにまとめた。今回の週1noteもその一つだ。
ここは告知や宣伝ばかりに飽きた人が、少し解像度が上がった文章を楽しむ場所なのだ。
そういう認識で文章を書きまくってみた。
そんなことをしていると、不思議にフォロワーさんがガンガン増えだしたのだ。900人を超える人がフォローしてくださった(驚きまくっている)。
Twitterで告知等せずとも、文章を読んでくれる人を開拓していくことができた(のか?)。あれだけの文章をどれだけの人が読んでいてくれるのかはわからないのだけど、それは「読んでいるよ」ということだけではない「投げ銭」に近い気持ちの表明のようなものなのではないかと思う。
ここから、Emeraldを知って、好きになってくれる人が現れたらうれしい。
僕は、このサービスを選んで本当に良かったと思ったし、同時に、いろんな人の文章から多くを学ぶことができて、日々が充実していくのを感じている。
僕と違う世界を生きる人たちの言葉に目を向ける時、なんとも言えない高揚と学びがある。
例えばここに文章を書く人達のように(一括りにするつもりはないけど)、自分と向き合って、仕事して、子育てなどをしてる人たちに「歌」を届ける方法は、今までのやり方では難しいのではないかなと、改めて心底思った。
目の前にいるヒト、モノ、コトにとにかく夢中で、時間があればここに文章を書くような方々に
「アレクサ!EmeraldのJOYを再生して!」
と言わせる方法があるとすれば、こうした発信を諦めずにしながら、同時に自分も
「〇〇さんのやってるお店の住所を教えて」
とアレクサに質問して会いにいく(AIスピーカー持ってないけど、、笑)。
そうやって一人一人に音楽を手渡しで伝えていくレーベルがあってもいいのではないかとつくづく思うのです。
しかしながら、そうしたオーナー活動ばかりに夢中になっていると、ここまで鍛え抜いてきた歌やバンドのグルーヴにほころびが出てくるんじゃないかという不安と常に隣り合わせでもあったりする。
全ては歌うその瞬間の為。
Emeraldをよくする為。
それを忘れないように書き続けてみたい。
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次は歌詞について少しだけ書こうかな
いや大好きな「とんかつ」について書こうかな
今メンバー紹介noteをじわじわ書いてるのでそれに合わせようかな
色々考えてます
noteを通じて、こうした取り組みに参加してみることで、みんながどうやって日々を泳いでいるのかみてみたくなったんです。
初投稿なのに長くなってしまいました。次は2/21だ。忘れたら1000円失う。楽しみつつ頑張ります。
それでは良い音楽ライフを!
中野陽介
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