キリスト教
1.
大統領選では票を集めるために、まず自分がキリスト教徒であることを宣誓する、くらいのキリスト教国家アメリカ
「宗教コワイ」とか平気で言っちゃう日本の無宗教感からすると、当たり前に信仰が個人の生き方に根付いていて普通に話し合える国はやっぱり羨ましくもある
2.
映画「シルバー・グローブ/銀の惑星」では、物語が進むにつれて惑星で生まれた子どもは地球上よりずっと速く成長することが明らかになる。地球生まれの宇宙飛行士たちは一生の間に数世代の子孫を残すことができる
つまり神の目線で世界を早送りで観察する映画ということ
神と人類の関係という形而上的命題
僕たちを何らかの宗教の神として子孫がある時は問いかけ、ある時は崇め、ある時は嫌悪感を示してくるのが面白いところ
僕たちのベクトルは常に神を対象としているが、この映画のベクトルは神から我々であり本来不可逆的であったこの方向を反転させることによって今まで見えなかったことが見えてくる
世界、神、宗教、歴史、人類、芸術、、、
「ごちゃ混ぜの生態という混沌に秩序を与える」
人類が生まれる前の本来の世界は混沌(カオス)状態であった
そこに我々人間が勝手に秩序(ルール)を作って構造化を行ったのが我々が生きるこの今の世界である
神を作ることで世界は統制されていく
小学校の頃に実験したごちゃごちゃの砂鉄の平面に磁場を与えることで砂が整列されるイメージがこれに近い
対象に実体がない例としては、人間が記憶で操られているのもこれに似ている
この宗教や人間の構造のようにルールでカオスを統制するシステムは世界の構造の縮図であり、宇宙や文学数学化学哲学芸術映画建築突き詰めれば全てこれで説明ができる
そう考えると世界は表面上は全く違った顔つきで現れ出ているにもかかわらずその根本には何一つ変わらない同じシステムが横たわっていると言える