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【映画】RRR

◯です。

この前、RRRというインド映画を見ました。

RRRは去年から日本で公開されました。
監督はS・S・ラージャマウリで、あのバーフバリの監督です。
制作費はおよそ100億であるとか…。

拉致された妹を救うべく立ち上がったビームと、村に武器を届ける使命を果たそうとしているラーマが出会い、友人として、敵同士として行動してゆく大スペクタクルなストーリーです。

ぼくはインド映画はバーフバリ以来で、あのインパクトとアクションのダイナミックさを期待して映画館に向かいました。

結論、個人的にはバーフバリを越えて大好きな作品となったので、その際のアウトプットです。

①勢い

まず、勢いがものすごいです。
圧巻とはまさにこのこと…。

3時間の長丁場であるものの、クライマックス並みのアクションが延々と続きます。
パワフルでエネルギッシュ。勢いに全てを任せています。

戦いのシーンともなると迫力がものすごいです。
戦闘に関してはギリギリあり得ない描写が多々あるのですが、勢いに任せているので考えたら負けです。

特に好きなのはインターバル前の前半のクライマックスです。
猛獣と共に敵の本拠地に現れたビームは、警察官であるラーマと対峙します。
その戦いがまさに炎(FIRE)と水(WATER)。この二人の矜持がぶつかり合う様は本当に興奮します。

ラストスパートにかけても本当にカッコ良い…

②ストーリー性

前作のバーフバリも彼の生涯を描いたストーリーがありましたが、RRRではもっとわかりやすく、そして激アツになっています。

根幹にあるものは友情。立場の異なる二人の友情が、お互いの目的を曇らせていきます。

しかし、お互いを知ることでどんどん友情が大きくなり、最終的には友のためにお互いが戦います。

それまでの紆余曲折がなんとも悲しく、そして美しいのです。

そんな二人が一緒に戦えば、もう最強確定です。
ラストスパートの肩車でイギリス兵を蹂躙する姿は本当に感動します。

③ナートゥ

個人的にRRRで一番好きなシーン。
それがナートゥを踊るシーンです。

イギリス人に踊りマウント(?)を取られたビームに、ラーマがお盆を叩き手をさし伸べます。

ナートゥはご存知か?

ここからビームとラーマが踊り狂います。
ザ・インド映画です。

ついにはイギリスの女性達を巻き込み、そしてナートゥをけなしていたイギリスの男性もナートゥを踊り始めます。

もはや体力勝負のような光景。

そして気になる人の前で踊るビームを持ち上げるべく、ラーマがあえて負けることで勝敗が決し、ナートゥは終わりを迎えます。

今作は珍しく踊りが少ないRRRですが、このナートゥのシーンは本当に楽しかったです。

密度の濃すぎた3時間

3時間の映画……と聞くと、なかなか重い腰が上がらないかと思います。
ただ、今作はそれでも劇場に行くべきだと思いました。

劇場で見るからこその大迫力と大団円、そしてダイナミックなアクションなので、絶対に劇場で見た方がいいなと感じます。

携帯の画面で見る幅では、この作品は表現しきれません。
これこそ、まさに贅沢に鑑賞するべき作品です。

あとは頭を空っぽにしても見れるくらいわかりやすく親しみやすいストーリーも見やすい点であると思います。
本来は二人をインドの神になぞらえた歴史大作のような一面もあるのですが、その複雑さを感じさせないくらい見やすいです。
正直3時間あっという間でした。

このRRRという映画は、自分の映画ライフに大きな爪痕を残す作品となったのでした。

鑑賞してからナートゥが頭から離れません。結果とても幸せです……。

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