石岡瑛子の展示をみました
◯です。
先日、滑り込みで東京都現代美術館の石岡瑛子ー血が、汗が、涙がデザインできるかーをみにいきました。
その感想でも綴ろうかと思います。
すっごい混んでたけれど、見に行ってよかった!ってなりました!
すっごい混んでたけれど!
混みすぎ!!!
えげつないくらい混んでました笑
僕が今まで訪れた中で確実に3本の指に入るレベルで混んでました。
ちなみにあと2つは上野のエッシャー展とフェルメール展です。
約1時間並んでチケットを購入し、もう30〜40分くらいで入場という流れでした。
まるでディズニーのアトラクション。もちろんファストパスは数日前に完売していました。
最終日ギリギリはやっぱり美術館は混む傾向にあるけれど、この混雑具合はなんとも久しぶりでした。
展示は…
さて肝心の展示はというと、前半はポスターで後半は衣装って感じが強かったです。
最初の方は石岡瑛子の資生堂時代の広告や、パルコや角川書店の広告ポスターの展示でした。
これらの広告が生み出される過程のノートや設計図もたくさん出品されていて、アイデアの発生を見ることができました。
広告デザインなら正直なところ、図録でも楽しめます。でも生原稿はやっぱりパワーが伝わってきます。すごかった、、、
そして図録では絶対に楽しめないような要素がもう一つ。
それが後半の衣装です。
立体感のある奇抜なデザインの衣装は、非日常の象徴として堂々と君臨していました。
特に落下の王国は僕も大好きなので、黒盗賊の衣装を実際に見れたのは本当に感動でした、、、!
そしてザ・セルをものすごい見たくなりました。
ターセム・シンと石岡瑛子の世界の沼にはまってしまいそうです、、、
あと最後の方の衣装がものすごいたくさん展示している部屋が圧巻でした。
髑髏の輝きと斬新な衣装デザインからは、何か底知れぬ力強さを感じました。
ファッションのような立体の展示はほとんど初めてだったのですが、細部まで細かくドローイングが具現化している様に本当に感動しました。
ファッションショーとかちょっといってみたくなりました。
図録が、、、
図録が完売していました。
こんな光景見るの本当に初めてです笑
都内の書店で何度か見かけていたので、当日に買えばいいやと油断していました。
そうやって当日まで待っていたら書店にも美術館にもなくなっていました。石岡瑛子すごい、、、
でも、展示をみた後に図録を買って帰って、自室で余韻に浸るのが大好きな僕にとって、この選択は後悔していません、、
展示は終わってしまいましたが、図録を求めて奮闘していきたいと思います。
色々と大規模な展示でした
ここまで大盛況な展示は、本当に久々でした。
図録も完売なんて初めてです。
でもやっぱり、たくさん人がいる展示は疲れちゃいました。
ものすごい大規模な展示ももちろん大好きですが、人のあまりいないような美術館もなんだか恋しくなりました。
ですが、これだけ注目されたので、少しでも美術に興味を抱いてくれた人が増えたのかなって信じています。
それだけでも、僕は嬉しかったりします。
石岡瑛子の展示を滑り込みでみれたことが、本当によかったなあって思えた久々の美術館訪問でした。
おまけ(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション)
近くにあるミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションにも訪問しました。
ここは東京都現代美術館とは一転して、小規模な画廊のような展示でした。浜口陽三のあのブレない落ち着いた作風がとても好きです。
濱田祐史の企画展もやっていたのですが、この人がとても面白い技法を使っていました。
ポラロイドを水や漂白剤につけて、原色をぺりぺり剥がして作品を作っていく、というやり方です。
写真に絵の具で上書きするといったリヒターのような技法は何度か見たことがあったのですが、このやり方は初めて知りました。また賢くなった、、、
こちらは4月4日までやっているので、是非是非いかがでしょうか。
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