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子どもをほめて伸ばすスキルを活かして即戦力に!元講師のスクールマネージャーインタビュー

日本教育協会には、大学時代に代々木個別指導学院で講師を経験したのちに新卒入社した社員が大勢います。今回は、講師出身(※1)の生森さんにインタビュー。講師時代の印象的なエピソードや講師経験を活かせたエピソードについてお伺いしました。

現在、代々木個別指導学院のような塾講師として活躍している皆さんが、今後の進路を決めるときの参考になれば嬉しいです!

人物紹介|生森亮馬
大学時代に代々木個別指導学院宮原校で講師を経験し、2022年新卒入社。2023年5月に橋本校のスクールマネージャーに着任。休みの日は、中高時代から続けているテニスをしたり、家で漫画やアニメを見て過ごしている。

※1:日本教育協会では、主に非常勤の講師が授業を担当します。スクールマネージャーは授業を担当しません。


子どもの人生に影響を与える仕事は面白い

ー自己紹介をお願いします。

2022年4月新卒入社の生森(いけもり)です。2023年5月から、神奈川県の橋本校でスクールマネージャーを務めています。出身は埼玉県なので、入社後は地元エリアの大泉学園校と狭山校で2ヶ月ずつ研修を受けて、その後、神奈川県の淵野辺校に配属されました。

淵野辺校では先輩スクールマネージャーと一緒に3ヶ月弱働いて、2023年5月に橋本校を1人で任されるようになりました。ここに来て1年半くらい経ったところです。ちなみに講師時代は、埼玉県の宮原校で2年半、働いていました。

ー日本教育協会の塾講師をはじめたきっかけは何でしたか?

代々木個別指導学院を知ったのは、友人が代々木の塾講師をしていたのがきっかけです。高校3年生からファーストフード店で働いていましたが、大学で教員免許の授業を受けていたため、一度は「人に教える仕事」を経験をしてみたいと考えて、代々木に応募しました。

ー当時の働き方や仕事内容について教えてください。

代々木個別指導学院は、小中学生から高校生まで幅広い年代が通う学習塾で、中でも中学生の生徒が多く、曜日固定でシフトを組んで働いていました。生徒ごとの担当制で概ね一度に2名ずつ、1日最大6名程度を見る体制で、生徒とじっくり向き合えるのが特徴です。

また、代々木個別指導学院では一方的に授業を行うのではなく、子どもたちの学校の進度や志望校に合わせた教材を使って、一人ひとりの進み具合に合わせて個別に指導を行います。

生徒が苦手な問題に取り組むときには、内容を易しく説明して解けるようにサポートしますし、スクールマネージャーとご父母で決めた学習計画をもとに受験用の学習指導をすることもあります。塾講師は、スクールマネージャーとご父母、生徒さんそれぞれの希望や相談事を伺いながら、一人ひとりに寄り添える仕事でした。

-塾講師時代の印象に残っているエピソードはありますか?

もちろん生徒との思い出はたくさんありますが、知らず知らずのうちに、生徒の家族やきょうだいに影響を与えている仕事なんだなと実感した出来事があります。

とある女子中学生の授業を担当したときの話です。大人しい性格で口数も少なく、必要最小限の会話で終了するような子でした。ある日、何気なく会話をしていると「実は今、きょうだいが後ろにいるよ」とその子が教えてくれたんです。どうやら僕の知らないうちに、その生徒のきょうだいも同じ校舎に通っていました。

たったそれだけの話ですが、当時はとても驚きましたし、今でも鮮明に覚えています。この経験から、塾の仕事は、目の前で対峙している生徒だけでなく、ご家族の人生に影響する仕事だと気付きました。

子どもの成長を見守り「感謝」をもらえる仕事をしたい

ー講師として働いていた当時、社員(スクールマネージャー)に対してどんな印象をもっていましたか?

スクールマネージャーはいつも講師に「感謝」を伝えてくれるのが印象的でした。これも些細な話ですが、担当していた生徒の成績が上がったら必ず「生森先生のおかげだね、ありがとう!」と伝えてくれましたし、「〇〇さんのお母さんとの面談で、生森先生のことをこんな風にほめてくれたよ」など、その都度声をかけてくれたんです。

どんなに小さなことでも、感謝をはっきり示してくれるのは嬉しかったですし、感謝の積み重ねが大きなパワーになると感じていました。

当時、働いていた校舎のスクールマネージャーは凄くマメな方で、シフト表にも「出勤してくれてありがとう!」と、毎回欠かさずコメントを書いてくれました。この小さな感謝を今でもずっと覚えていますし、自分がスクールマネージャーになった今、僕も意識的に周りの人へ感謝を伝えるようにしています。

ースクールマネージャーになろうと思ったきっかけは何でしたか?

教員免許の取得を目指して教育実習にも参加していたので、はじめから教育関連の仕事に就こうと考えていました。でも、かなり早い段階で、中学校の教員になるのは現実的ではないと薄々感づいていたんです。

浅はかな理由かもしれませんが、子どもに勉強を教えるのは好きだけど、土日休みに出勤して部活動を見るのは気が進まないなと思っていたんです。僕はできればプライベートはしっかり確保したいタイプです。教育実習で教員のリアルな働きぶりを見たときに、就職するのは難しいだろうなと、心の中で諦めていた部分があるんですよね。

教育現場の理想と現実を見たときに、ふと代々木個別指導学院のスクールマネージャーの存在が輝いて見えました。この会社なら、僕のやりたかった教育の仕事ができるし、プライベートも大切にできるんじゃないかなと考えるようになったんです。

ー選考の流れや入社の決め手、選考中に印象に残ったことなどを教えてください。

大学3年の12月ごろに、自分からスクールマネージャーに連絡して新卒採用の資料をくださいと言いました。その後、会社説明会に参加して、改めて日本教育教会の会社概要やスクールマネージャーの仕事内容、特徴などの説明を受けて、面接試験に進みました。

今でも覚えているのは、会社説明会で流してくれた動画ですね。その動画は、先輩社員や生徒にインタビューをしているもので、それぞれのスクールマネージャーが生徒とご父母のために、熱く真剣に向き合っていることが伝わってきました。その動画を見て、ここまで感謝をもらえる仕事は他にないだろうなと確信して、入社を決意しました。

実は、代々木個別指導学院以外の塾にも何件か応募をしていましたが、良くも悪くもあまり印象に残っていないんです。それだけ、代々木個別指導学院が1番「人間くささ」があったし、社員の生きざまが伝わってきました。


講師とスクールマネージャーの違い、やりがいとは


ー入社してやりがいを感じる瞬間と、想定外のギャップを感じた瞬間があれば教えていただけますか?

スクールマネージャーと講師の違いは、生徒だけでなく、ご父母と関わることです。ご父母から感謝の言葉をいただけるのは僕にとって大きなことだと思います。ご父母との面談中に「きょうだいも任せたい」「先生のおかげでここまで成長できた」という感謝を受け取ったときは、心からやりがいを感じています。

また、面談の際に「生森先生の意見を最後に聞きたい」と言われたときは、信頼されている嬉しさの反面、講師とは異なるタイプの責任を感じました。もちろん、講師は責任が軽いとか、信頼関係が築けないという意味ではなくて、スクールマネージャーは生徒たちの生きていく方針を一緒に決めていく、重みのある仕事なんだと解釈しました。

スクールマネージャーに応募したとき、講師と正社員(スクールマネージャー)の立場では、役割が異なることは理解していました。頭で理解していたつもりでも、実際にやると重みがまったく違いますよね。講師時代にいつもスクールマネージャーの先輩社員を見ていたけど、いざ自分でやってみると、本当に奥深くて難しいなと感じています。当時は仕事の表面しか知らなかったんだと思います。

でも、これは決してネガティブな話ではなくて、良い意味での入社後ギャップです。今、代々木個別指導学院はもちろん、他塾で講師を経験している方も、恐れずに飛び込んできてもらいたいと思います。

ー入社後につまづいたことはありますか?どのように乗り越えたか教えてください。

生徒との関わりよりも、ご父母とのコミュニケーションや、講師の皆との関係構築が理想通りにいかず、悔しかったことがあります。ご父母から厳しいご指摘を受けた際は、自分の実力不足を痛感して不甲斐なさを感じますが、ご父母からいただいた言葉を素直に受け止めて、不安を解消できるように日々取り組んでいます。

また、講師は大学生がほとんどなので、僕と年齢が近い場合が多いです。年齢が近いと講師の皆も言いづらいことがあるかもしれません。そのため、お互いの立場や役割を理解しつつ、相手を尊重しながらコミュニケーションをとるようにしています。
スクールマネージャーになりたての頃は、講師の皆の声を受け止めきれず、空回りしたこともありました。でも、逃げずに向き合ったことで、皆さんの考えを知ることができたし、講師の皆の意見から学ぶこともできました。

これらの失敗経験を経た今は、原点に立ち返り、常に「感謝」の気持ちを伝えるよう心掛けています。皆のおかげで受験合格者が出たよとか、生徒の成績が上がったのは講師の皆のおかげだよと感謝を伝えることで、コミュニケーションがしやすくなりました。

スクールマネージャーは講師経験が最大限に活かせる仕事

ー講師時代に培ったスキルや経験をどのように仕事に活かせていますか?

講師時代に子どもへのほめ方、接し方、伝え方などの引き出しを増やせたため、入社後は子どもとのコミュニケーションスキルを活かせていると感じています。今まで、大人しくてシャイな子にかける言葉や、元気だけど勉強が苦手な子への接し方などをたくさん考えて、経験を重ねてきました。その結果、「こういう子どもには、こんな声をかけたら良さそう」と判断できるようになり、入社後の今は自信をもって子どもと接することができています。

講師時代にたくさんの子どもと向き合い、相手に合ったほめ方や励まし方を習得してきたことは、僕にとって大きなアドバンテージとなりました。新卒入社でも、子どもとの接し方に自信をもって取り組めるのは、講師出身で良かったことだと思います。

また、講師目線のコミュニケーションができることも、経験を活かせている点だと思います。例えば、僕は講師時代に入塾希望者の体験授業を受け持った際、体験授業を受けた子が入塾したかどうか気になってソワソワした記憶があります。

体験授業後の子ども・ご父母のリアクションは、スクールマネージャーが思っている以上に講師のみんなが気にすることです。だからこそ、スクールマネージャーになった現在は、「体験授業に来た子のお母さんが電話ですごくほめてたよ!」「〇〇さんの体験授業が良かったから入塾してくれたよ」などと、講師に直接伝えています。

このように、講師のときに自分が感じたことや気にしていたことをヒントにして、講師のみんなが気持ちよく働ける環境づくりに取り組んでいます。

ーその他、コミュニケーションで意識していることはありますか?

あまりリアクションがない大人しい子でも、変わらずほめ続けた結果、実は「ほめられてすごく喜んでいるみたいだよ」と耳にする場面もありました。その場の反応が薄くても、家に帰った後に僕からほめられたことを、嬉しそうにご家族に話している子も多いようです。そのため、今同じ校舎で働いている講師たちにも「ほめられて嫌な子はいないと思うから、しっかり言葉で伝えよう」と話しています。

また、ほめるだけでなく、自分の感情を伝えることも大切にしています。「〇〇さんが頑張ってくれたら、先生すごく嬉しいな」などと喜怒哀楽をストレートに言葉で表現することで、コミュニケーションが円滑になると考えています。一緒に働く講師に対しても、感謝の気持ちを伝えたり、感情を乗せて話すように日々心掛けています。

子どもとじっくり向き合いたい人と一緒に働きたい

ー塾のスクールマネージャーならではの良さを教えてください。

代々木個別指導学院は、小学校低学年から高校卒業まで長く通ってくれる生徒も大勢います。もし中学校の教員になっていたら、中学の3年間という短い付き合いになりますが、塾は子どもたちの成長を長く見守れるのが魅力です。

また、学校の授業のように30人〜40人に対して先生が1人ではないので、一人ひとりの子どもにじっくりと向き合い、長い時間を共に過ごせます。だからこそ、本気で人と向き合って、子どもたちやご父母の役に立ちたいと思う人は、ぜひスクールマネージャーの仕事を選んでほしいなと思いますね。

ー今、講師として活躍している皆さんへメッセージをお願いします。

講師は、問題の解き方や勉強のコツを教えながら、生徒からたくさん感謝をもらえる仕事です。勉強を通して子どもの成長に触れることができ、目の前の子どもや周りの人々に影響を与えるやりがいがあると思います。

スクールマネージャーも講師の仕事と同様に、生徒やご父母から感謝を受け取れる仕事ですが、ありがとうの重みや種類が少しだけ違います。どちらの仕事が凄いとか上下関係という意味ではなく、スクールマネージャーにしかもらえない「ありがとう」があることを、講師の皆さんにも知っていただきたいです。

僕は、今感じている責任感の大きさや、感謝の深みを味わえるのがスクールマネージャーならではのやりがいだと思います。講師を経験したからこそ、違う目線で生徒やご父母と関われて、自身の成長にもつながっています。

人との関わり方や向き合い方は日々勉強中ですが、これからも小さな「感謝」を周囲に伝えながら、精一杯取り組んでいきたいです。

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