寫残録020_光を撮る味方に 〜単体露出計のすすめ
“もっとこうしたい”に応えてくれる露出計
カメラに任せて写真を撮っていて、「もう少しこうしたい」「もっとこう撮りたい」など感じたことありませんか。
露出計はそんな想いに応えてくれる存在です。
※カメラ内蔵の露出計は「反射光式」です。単体の露出計には、「入射光式」と、両方使えるものもあります。今回は露出計の使い方ではありません。使い方はそのうち書きます。
◆Nikon F3P 2021.07撮影 film:Kodak ColorPius200
みなさんは露出計を持っていますか
私は写真をはじめたときに、単体の露出計を買いました。
最初に買ったカメラはNikon new FM2だったので、簡易な露出計がカメラに備わっていましたが、「きちんと露出を測光して撮り、写真を学びなさい」と、私に写真を教えてくれた方に言われました。
買った露出計は、SEKONIC “STUDIO DELUXEⅢ L-398A”でしたが、当時、高くて買うのを悩んだことを思い出します。
買ったきっかけは、人の言葉でしたが、「こう撮りたい」をサポートしてくれる露出計は、いまでも常に持ち歩いています。あのとき、買ってよかったと思っています。
いまでは、スマホのアプリでも露出計があるので、わざわざ買う方も少なくなっているのかも知れません。
私もアプリを入れていますが、やっぱり使い慣れている露出計を使ってしまいます。スマホでよければ、荷物も減るんですがね。
◆Nikon FE2 2021.08撮影 film:Kodak colorplus200
どんなときに露出計を使いますか
カメラに露出計が備わっているときは、基本はカメラの露出を信じて撮りますが、自分が「こう撮りたい」とか、カメラの露出に「んっ?」となったときに計測します。
もちろん、露出計がないフィルムカメラで撮るときにも使いますが、毎回は計測しません。昔と違って、身体で覚えている露出値に自信がないですが、歩いているときに、「いま、幾つの幾つだな」とか、露出を考えて実際に測光する“自分クイズ”をしたりして、昔の感を取り戻そうとしています。まぁそこそこですが(苦笑
フィルムカメラだけでなく、デジタルの一眼レフなどでも使います。
何度も試して撮ることの出来るデジカメですが、露出計を使って撮ることで、イメージ通りに撮れたかなど、遊びと学びにもなりますし、思い通りに撮れたら喜びにもつながります。
私の露出計たちを紹介します
セコニック “スタジオデラックスⅢ L-398A”
私が最初に買った露出計
セコニック “スタジオデラックス L-398”
親族からもらった露出計で一番古いもの
セコニック “ライトマスタープロ L-478D”
複数計算するのが面倒くさくなって買った露出計
私の露出計は、この3つです。
なぜか、表示の小さい一番古いL-398がお気に入りで、いつも撮影時のカバンに入っています。理由はないのですが、古いものが好きなので、必然的に好きなんだろうと思います。
露出計を使っての作例を掲載しておきます
写真の上手さには言及なしで(笑
※写真はすべて自家現像で、解像度は低くしています。
◆Nikon S3 2020.05撮影 film:Kodak Proimage100
◆Nikon S3 2020.05撮影 film:Kodak Proimage100
◆Nikon EL2 2020.06撮影 film:Kodak Proimage100
みなさんも、露出計を使ってみて、撮る楽しさを広げてみませんか。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。