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寫残録012_手軽にはじめようフィルムカメラ② 〜ピッカリコニカ

手軽にはじめようフィルムカメラのひとり言の二回目です。
今回は、“ピッカリコニカ”の愛称で爆発的に売れたといわれるフラッシュが内蔵されたコンパクトカメラ。正式な名称は、Konica C35EF。

ピッカリコニカとの出会い

私の相棒のピッカリコニカは、定期的に立ち寄る某中古カメラ店のジャンクボックスから相棒になったカメラです。埃だらけで裏ブタを開けるとモルトが劣化していてボロボロ、シャッターは切れるけど、電池がなくてストロボなど使えるかわからない状態でしたが、なぜか「大丈夫」と思って購入。
価格は300円でした。
家に帰ってせっせと掃除すると、意外ときれい。チェックのため電池を入れ、シャッターは切れる、フラッシュも「ウィィィン」と唸っていて、チャージランプは点かないものの、ちゃんとピッカリ。フィルムを入れて試写もok。いい相棒と出会えました。


どんなカメラか簡単に

発売は1975年。レンズはHEXANON(ヘキサノン) 38mm F2.8で、ピントは目測式のゾーンフォーカス。シャッタースピードは1/60・1/125。プログラムAE(絞りは2.8~16)。
そして愛らしくフラッシュがポップアップします。
フラッシュ用の単3電池を2本と、露出用のLR44を使用します。
大きさは128×73×53mmで重さ350g。
※後期型はセルフタイマーが付き、シャッタースピード1/250がプラスされている。私のは後期型です。

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ピッカリコニカの魅力

まず、見た目がいい。レトロ感がありながら整ったフォルム。見た目は撮る意欲、持って歩く意欲をあげてくれる要素の大事な魅力のひとつ。
そして、とにかく扱いやすく、少し大きなコンパクトカメラw
操作も簡単で、気を付けるのはピントのみ。ですが、ピントは目測のゾーンフォーカスで、ファインダーを覗くと、①人の胸上(最短1m)から、②上半身(1.5m)、③全身(3m)と④山(∞)の表示もあるので、あまり問題なし。
レンズも写りの良いヘキサノン。このコンパクトなカメラで「おぉ」と思う写りをします。
いざとなったら、フラッシュが使えるのは心強い。
気軽にカバンの隅っこに忍ばせておいて、パシャパシャと撮ることのできるカメラ。

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手軽にフィルムカメラをはじめませんか

今回は、ピッカリコニカを紹介しましたが、KonicaのC35シリーズをはじめとして、様々なメーカーのコンパクトカメラがあります。
自分の日常のスタイルにあった大きさや色、カメラの見た目、購入価格などを考えながら、まずは、“手軽にフィルムカメラをはじめてみませんか”

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作例を載せておきます

写真は上手ではないので、写りの参考になれば。
※現像は自家現像、スキャンは解像度を落としています。
カメラは「ピッカリコニカ」フィルムは「Kodak GOLD200」
撮影は2021年5月から7月

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