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メキシコで大号泣!恐怖の尋ね人
おはようございます。
今日は雨が降ってて涼しいなあ。
部屋の窓を開けて換気すると気持ちいい朝に早変わり。散歩も行けそうにないから早めにnoteを書いている。
今日のnoteは小学1年生の時に母親とメキシコに行った記事の続きを書いていくぅ!前回の記事を読まなくても話はわかるけど、読んでからこの記事を読んだらより面白いと思うので一応リンクを貼っておくぅ!(気まぐれクックさんの言い方の真似)
前回書いた通り、母と母の友人は買い物に出かけてしまった。私はホテルの部屋で大好きなシンプソンズを見ながらベットに寝っ転がったり、時には飛び跳ねてみたり(当たり前だが、母の前でやればが怒る)自由気ままに一人で楽しく遊んでいた。
1時間くらい経ってもまだ母親たちは帰ってこない。シンプソンズも2話目に突入しそうだ。”遅いなあ。もう飽きてきたなぁ”と思いながらも絶対にホテルの部屋から出ることは許されない。
なぜならここは未知の国メキシコシティで日本ではない。麻薬組織が私をかっさらっていくかもしれない。
遊んでいればそのうち帰ってくるだろうとまたシンプソンズを見始めた。
もちろん終始英語で何を言ってるのかわからないが内容がなんだか絶対に怖い展開になってきていることだけはわかった。
シンプソンズに出てくるバートがバスに乗っている所にコウモリが出てきて食べられるか、殺されるかっていうような話だった気がする。その内容は定かではないがかなり怖くて私はベットの中に隠れた。
”やだ!怖い!お母さんまだなの?”
そう思えば思うほど悲しくて泣けてきてしょうがなかった。
さっきまであんなに楽しくベットで飛び跳ねていたのに。
”黙って着いて行けばよかった。悪い子だからこんなことになった。”
ベットの中で私は一人反省会をした。
もうベットのシーツやら枕は涙でビショビショになっていた。
”ガチャガチャ”
部屋のドアが開く音がした。
『お母さん!!!!!』とベットの中から飛び出ようとドアの方に目を向けるとそこにいたのは母ではなく、外国人のおばちゃんだった。
”!?”
怖すぎて小さい目が飛び出そうになった。
そのまま外国人のおばちゃんは部屋のバスルームに入って行った。何かをしているようだが、見ることはできない。とにかく”ガサガサ”と音だけが聞こえてくる。
恐怖と衝撃で私は泣くというより息をひそめた。
しかし、泣いた反動でしゃっくりが止まらない。
絶対にバレたらダメだと幼いながらに危険を察知していた。
”あー私はバートみたいになっちゃうの?
この人は誰なの?殺されるの?もうやだ!”
そんなことを思っていると私は泣き疲れて寝ていた。
(ここで寝てしまう度胸はあるらしい)
そのあと、気づいたら母親たちが帰ってきていた。
死ぬほど安堵したことを今だに覚えている。
そして私のベットサイドにはたくさんのキャンディーと一言英語で「Don't Cry.」と書かれた紙が置いてあった。あの外国人のおばちゃんからだった。
殺人犯でもなく、麻薬組織でもなく、ただただ優しい人だった。
のちにわかったが、外国人のおばちゃんはハウスキーパーで部屋の掃除に来たらベットの中で大号泣をしている子供がいるもんだからビックリしたようだ。話しかけるにも話しかけられず困っただろう。
ごめんね、おばちゃん。
あんなに泣いてた私も28歳になったよ!
メキシコで元気にまだ働いているのだろうか?
元気であればいいな。
私はこのメキシコ旅行で恐怖心と人からの優しさに触れた。小さい頃にこんな経験をしたことがある人はまずいないだろう。私の人生は本当にたくさんの面白い経験で成り立っていると感じる。
私もいつか結婚して子供ができたら同じように
たくさんの国でたくさんの経験をさせてあげたい。