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指定管理者制度の維持管理における課題は何ですか?

神屋は現在、NPO法人加古川総合スポーツクラブで指定管理事業部マネジャーとして活動しています。その中の業務、活動の中に「維持管理」というものがあります。

このnoteではランニングや様々な活動と同様、神屋の活動などから得た学び、これから必要な学びやレポート、考えたことなどを記していきます。読み物として楽しんだり、活動に興味を持っていただけるきっかけになれば嬉しいです。

指定管理者制度の維持管理における課題

指定管理者制度は、公共施設の運営を民間企業や団体に委託することで効率化を図る制度ですが、維持管理においていくつかの課題が存在します。以下に主要な課題を詳述します。

マインドマップ作成by Felo

1. コスト削減のプレッシャー

指定管理者制度では、コスト削減が強調されることが多く、これが維持管理の質に影響を与えることがあります。特に、予算削減のプレッシャーが強い場合、必要なメンテナンスが後回しにされることがあり、結果として設備の劣化や故障が増えるリスクがあります。

2. スタッフの待遇とモチベーション

維持管理を担当するスタッフの待遇が低い場合、モチベーションが低下し、結果としてサービスの質が低下する可能性があります。薄給や過重労働が続くと、優秀な人材の確保が難しくなり、維持管理の質が低下するリスクがあります。

3. ノウハウの蓄積不足

指定管理者が短期間で交代する場合、ノウハウの蓄積が妨げられることがあります。これにより、施設の特性や過去のメンテナンス履歴に関する知識が失われ、新しい管理者が効率的に維持管理を行うことが難しくなります。

4. 予防保全の不足

多くの自治体が予防保全に十分な対応ができていないと報告しています。予防保全が不足すると、設備の故障や劣化が進行し、結果として大規模な修理や交換が必要になることがあります。これにより、長期的なコストが増加するリスクがあります。

5. 評価と監督の難しさ

指定管理者の運営を適切に評価し、監督することが難しい場合があります。特に、自治体側に専門的な知識が不足している場合、指定管理者のパフォーマンスを正確に評価することが困難となり、不適切な運営が見過ごされるリスクがあります。

6. 利益優先のリスク

民間企業が指定管理者となる場合、利益を優先するあまり、公共性が損なわれるリスクがあります。例えば、コスト削減のために必要なメンテナンスを怠る、またはサービスの質を低下させることが懸念されます。

まとめ

指定管理者制度の維持管理における課題は多岐にわたります。コスト削減のプレッシャー、スタッフの待遇とモチベーション、ノウハウの蓄積不足、予防保全の不足、評価と監督の難しさ、そして利益優先のリスクが主な課題として挙げられます。これらの課題に対処するためには、適切な予算配分、スタッフの待遇改善、ノウハウの継承、予防保全の強化、透明性のある評価基準の設定が必要です。


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神屋伸行/加古川優考塾/走遊Lab代表
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