メモの道を歩み始めた少年 ~第2章①~

こんにちは。nkと申します。
なんとか第2章まで来れました。
毎回書き始めてから完成まで3日くらいかかるので大仕事です。(ちゃんと仕事もしてるよ)

今日こそ前置きを短めに、第2章について書いていきたいと思います。
ただし第2章は本文の分量が第1章の2.5倍くらいあるので、必然的にオタクの感想もさらに長くなることを先にお伝えしておきます。
(引き続きネタバレ的な内容も含んでいますのでお気をつけください)




家族旅行とお台場冒険王

篠田少年、小6のなつやすみ。
毎年恒例の家族旅行が純粋にうらやましいなぁと思いました。(小学生の感想みたい)
わたしは家族旅行に行った思い出があまりないので…
初めてディズニーランドに行ったのも上京してからだったし、少年時代に家族でディズニーランドに行くって素敵な良い思い出だなぁとまぶしく感じます。

そしてこの年の篠田少年にはもうひとつ重要な目的地が。
フジテレビで開催されていた夏の大イベント、お台場冒険王。(なつかしい響き)
行きたい!!という篠田少年の希望を、快く叶えてくれるご両親が本当に素敵。
篠田少年がいかにロバートが好きでいかにお台場冒険王に行きたいのか、ご家庭での普段の過ごし方に説得力があったんだろうなと想像したりもして。笑
厳しいご家庭ながら、お子さんが本当に興味のあるものに対して寛容なご両親。
篠田家って素敵だなぁと思う描写がこの本にはたくさん出てきます。
しっかりとルールを与えながらも要所で寛容な親御さんと、そのルールを真面目に守りながらも好きなものにのめり込んでいく少年がとても良い親子関係だなと感服です。

回転SUSHIのアトラクションに一生懸命挑戦する少年を想像してはエモさを感じつつ、この本を読んでいるとわたしの中に眠っていたはねトびの記憶がどんどんよみがえってきてそっちでもエモい気持ちに。
記憶は曖昧ながらわたしもはねトびがかなり好きだったので、この本を読みながら高確率で「あーー!!(なつかしい)」となっています。

ここまで書いていてあらためてふと思ったけど。
たまたまDVDを見て面白いコントに出会って、ロバートのネタって面白いんだな~このネタ好きだな~って思ったのはわかるけど、ネタだけじゃなくそのネタをやっている人達そのものをそこまで好きになれるのってなかなかすごいことだと思う。
やっぱり篠田少年の思考は生粋のオタクだと思う。(絶賛)

秋山さんとツーショットが撮れる顔はめパネルに興奮し、お父さんにデジカメで写真を撮ってもらう少年…とにかくかわいすぎる。
その写真を現像して年賀状にして友達に送りつける、という発想がやはり生粋のオタク。
やっぱりオタクは才能だと思うほかない。(感心)


初めての生ロバート

篠田少年、中1のなつやすみ。
中学生になっても篠田少年のロバート愛はとどまることを知らない。(急なミスチル)

今年はお台場冒険王でもっと長い時間を過ごしたい!!
という篠田少年の強い希望をまたもあっさり叶えてくれるご両親。(素敵)
お母さんと妹さんはディズニー、お父さんと篠田少年はお台場。
兄妹どちらの希望も犠牲にすることなくみんなが楽しめる家族旅行、超理想的。(最高素敵家族)

しかもこの年、旅行の期間中にロバートのルミネ出演の日程が重なるという運命的なタイミング。
この旅の日程、篠田少年にとっては例年以上にワクワクだらけだったことでしょう。
お年玉を貯めて夏の一大イベントにつぎ込む篠田少年、さすがの堅実ぶり。

篠田少年はじめての生ロバートは、新宿にあるルミネtheよしもとという劇場。
さぞ楽しくてうれしくて感動したことだろう…と想像したけれど、篠田少年が見終わって感じたのは意外なことでした。

わたしもお笑いが好きなので劇場に行ったことがあります。
知っているネタだったらそれを生で見られることがうれしいし、その日ならではのアドリブや間などを感じられる。
知らないネタであれば新鮮に楽しめるし、好きな芸人さんのネタをまたひとつ知ることができた喜びがあるはず。

でもこの時の篠田少年は、知らない歌ネタを見て「焦り」をおぼえたのです。
この日のロバートが知らないネタをする可能性はもちろん想定していたし、メモを取る準備もしていた。(!!)

でも歌ネタのメロディーはメモれない…!!

知らないネタを見たのに、メモができない…
この本には、その焦りがこの日の感情として一番強く書かれているのです。

どうです?おかしいでしょう?(全力大絶賛)

そしてお気付きでしょうか。
すでにしれっとメモ少年としての軌跡はスタートしています。
篠田少年のもともとの気質、育った環境、ロバートへの強すぎる愛
これらの要素が絡み合ってメモ少年は誕生するのです。


第2章がはじまってここまでで、まだ数ページ。
それなのにオタクの文章はもう約2000文字。
まだまだ長くなるのでこのあたりで区切ろうと思います。

今回もオタクの記事を読んでくれてありがとうございました。
この続きもどうぞよろしくお願いいたします。


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