写真家と潜る命の世界。#大暑「世界で一番美しい 海のいきもの図鑑」
こんにちは。広報室の下滝です。7月も終わりが近づいてきましたね。
暑い日が続いて、日が暮れてから外出しよう、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな日は、まるで海の中にいるような涼しさを伝えてくれる本を片手に、冷たい飲み物を飲んでひと休みしませんか?
今回は、海を愛する写真家が手掛けた、「世界で一番美しい 海のいきもの図鑑」をご紹介します。
なぜホタルイカは光るのか?
黒一色の背景の中に浮かび上がる色とりどりの生き物たち。ゆったりと泳ぐクラゲたちから、不思議な形のタツノオトシゴなど。まるで、ネオン街のような世界。
深い海の底では食物連鎖が日々繰り広げられ、人の住む町のように、いろんな場所で水の中の住人達が暮らしています。
なぜそんなヒレの形なの? なぜ光るの? たくさんの疑問の答えが、添えられた丁寧な解説に詰まっています。
見つけられるのかと不安を抱きながら、「海中に棲むドラゴン」に会いにいく場面では、海の中を写す写真家が何に魅入られているのかが垣間見えて、その興奮が伝わってきたり。
「百匹百様」「海のカメレオン」など、各ページの生き物を表すユニークなタイトルや、海に潜ってから撮影にいたる様子を説明している文章には臨場感があって、思わず見入ってしまいます。
海中の宇宙をのぞいてみよう
海で泳ぎたいけど日焼けする、熱中症が心配。
そんな方に、海水浴とはひと味違った海を楽しめる写真集はいかがでしょうか。
世界中の海の生き物たちが、驚きと癒やしを届けてくれます。
夏バテでしんどい、という方は、眠る前に目を閉じて静かな海の中を想像してみてください。
私たちが思っているよりもずっと個性的で美しい生き物たちが、海底を散歩しています。
母なる海にはまだまだ不思議がいっぱい。
ページをめくりながら海の不思議を味わって、贅沢な時間を過ごしましょう。
本屋さんに立ち寄った際には、ぜひ探してみてください。
-今回のここに注目!-
「命を守るカタチ」どんな生物の姿にも意味がある!
奇妙な姿の生き物たちが、どんな理由で進化していったのか。
「なんだこれ」という見た目にもきちんと理由があるんです。姿を変えながら命を守る姿はなんて面白くて、切実で、愛おしいんでしょうか。
著:吉野 雄輔
監修:武田 正倫
出版社:創元社
定価:本体3,600円(税別)
単行本:232ページ
ISBN 9784422430157