自分の中にあるたくさんの想いたちを、うまく伝えられないあなたへ
今まで生きてきた中で相手にどれだけの気持ちを伝えてきたのだろう。
どれだけの気持ちを相手から受け取ってきたのだろう。
「自分の気持ちを相手に伝える」
これは簡単なことのようで、案外むずかしいことなのだと最近気が付きました。
自分の気持ちを伝えるにはまず、伝えたい自分の気持ちを心の中から探し出して、相手にちゃんと伝わるようにどんな言葉を使おうかと選んで、最後に自分の言葉を紡いで相手に伝える。
そうやってやっとカタチにできた自分の想いを持って「よし、ちゃんと伝えるぞ!」って相手の前に行く。
…そんな時に、ふとこんな不安が頭をよぎる。
もしも相手に受け取ってもらえなかったら?
もしも上手く伝わらなかったら?
もしも自分の考えを否定されたら?
もしも自分の好きなものを拒絶されたら?
…怖い。嫌だ。こんな風に否定されるくらいなら言わない方がましだ。
相手に話を合わせてた方がまし。傷だってつかない。
どうせ言ったって分かってもらえないよ。伝わらない。
そんな不安がよぎったあなたからでた言葉は
「そうだね。僕もそう思うよ…。」
そうしてあなたの気持ちは「何もなかったこと」になる。
あなたの中の伝えたかった想いの欠片たちが宙に彷徨いまた迷子になる。
そして相手には何も伝わらない。あなたのことは分からない。だからあなたも居心地の悪いまま。
そんな風にあなたは今まで何度自分の言いたいことを飲み込んできましたか?
何度自分の想いをなかったことにしましたか?
何度自分の気持ちを見て見ぬふりしてきましたか?
…
もう、そんなことやめよう?
もう、自分の気持ちに嘘つくのやめよう?
せっかく見つけた自分のこと、自分の気持ちもっと大切にしてあげよう?
なんでも言っていいんだよ。伝えていいんだよ。
「これ美味しかった!」
「今日は落ち込んじゃった…」
「ふと見上げた空が綺麗だったよ」
「好き」
なんでもないあなたの言葉。あなたの気持ち。
そんなあなたの想いを、本当の気持ちを聞きたい人がきっといる。
あなたにちゃんと言ってほしい、伝えてほしいって思っている人がきっといる。
みんな、あなたの言葉を待っているから。
時には
誤解をうけることもあるかもしれない。
否定されることもあるかもしれない。
でもあなたが一生懸命伝えたい気持ち、想いはきっと相手に届くから。
伝わるから。
どうか自分の気持ちを相手に伝えることを怖がらないで。
せっかく見つけた自分の気持ち。
大切に、大切に。
相手に想いを届ける。