見出し画像

聡明な女は料理がうまい/桐島洋子

食べることが好き

公言しており、よく食べることも知られているので、

「どこのお店がおすすめ?」

「お洒落なカフェとか知ってる?」

なんてよく聞かれる。


いえ、白米が大好きなんです。

正直美味しいお米とおいしくないお米の区別もついてないんです。

休みの日に玄米2合炊いて、酸っぱい梅干しおかずに食べちゃうタイプの人間なんです。

その玄米だって、こだわりがあるとかじゃなく、量食べるから罪悪感を減らすために精米前のお米買ってるだけなんです。


そんな私の頭をガツンと殴るような一冊を。

ウーマン・リブが叫ばれ、女性が社会に進出していく世の中。

刊行されたのは、まだまだ、「男が働き、女は家庭に入る」が当たり前だった頃。

そんな中で、男性のための花嫁修行のような料理ではなく、自立した女性の料理を提唱している桐島洋子さん。

できる女が料理をしなくてどうする!とバリバリ働く友人に料理の特訓をしたり、台所の整え方、パーティの開き方、素材との付き合い方、12ヶ月の世界の料理など…

思わずかっこいい!と叫んでしまう、心の在り方。

それに加え、「食」に対する姿勢が本気も本気。大マジなのだ。


これくらいの心意気を持って「食べることが好き」と公言したい。

そうして、「聡明な女」を目指そうと思うのだった。





いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集