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就活の話~地方×文系大学院生②自己分析編~

昨日の続きで、就活について書いていきます。
なんだか書き始めたら止まらなくなってしまいました。
前回はこちら。

就活と言えば自己分析、ですね。
正直なことを言えば、私は「なんじゃそら」と小馬鹿にした態度を取っていました。
しかし今なら言えます。自己分析、ほんとした方がいい。
就活を抜きにしても、やってみると楽しいからおすすめです。

さて、昨日のnoteではマイナビのテキストやweb上の診断ツールを使って自己分析していったと書きました。
もう少し具体的に整理していきます。

①マイナビのテキスト
このテキストです。私がこのテキストを選んだ理由は、(1)見た範囲で一番網羅的で、使いまわしやすそう、(2)書くスペースがたっぷりあって、ごりごり取り組めそう、(3)付録として面接対策用の問題集がついている、の3つでした。

自分の人生を振り返るパート、どんな業界・職種・働き方が向いているかを探るパート、将来どうなっていきたいかを考えるパートの3部構成です。
私は書きやすそうor答えやすそうな場所からコピーして書き込み、ノートにのりで貼っていきました。
他己分析のページはコピーして何人かに記入してもらい、これもノートに貼ってあります。バイト先の人、友人、家族などに頼みました。

〇感想
・予想通り網羅的で、後々ESを書いていても「あ、これあそこで考えて書いた気がする」と引用しやすい。
・業界や職種について比較的MECEに書いてあり、これだけで「こういうのもあるんだなぁ」と勉強になる。(もちろんこのテキストの分類がすべてではありません。業界地図とか見て補足するといいかも)
・真剣に向き合っていると割とすぐに疲れます。やり切ることではなく自分を知ることが目的です。従って雑になるくらいなら休みましょう。
・他己分析では、「その人と関わっている時の自分」が色濃く反映された結果が出ます。単に結果を見るだけでなく、それを書いてくれた人と「どんなシチュエーションで、どんな関わり方をしているか」まで踏み込んで考えてみると、場面による自分の振る舞い方の違いまでわかっていいと思います。

②就活サイトの自己分析ツール
リクナビ、マイナビ、あとは各種就活サイトには必ずと言っていいほど自己分析用のテストがあります。選択方式でちゃちゃっとできます。内容は自分に向いている仕事の傾向、適職診断などです。これもプリントしてノートに貼りました。

テストをする際には大抵登録が必要です。この時、就活用のアドレスを作って登録すると、プライベートアドレスにじゃんじゃかメールが届かなくて済みます。

〇感想
・あくまで簡単なテストなので、真に受けすぎずに。私はテキストの結果と照らし合わせてみて、「あーやっぱりこういう性格なんだなぁ」と確認する位の位置づけで使いました。
・時々「これとこれって対立関係に無くない…??」と思うような要素が、対極にあるものとして扱われています。協調性と自己主張力とか。共感力と冷静さとか。「就活の世界ではそう思われているんだなぁ」と思って受け流すようにしました。

③エムグラム
こちらから受けることができます。答えるのに時間は掛かりますが、②のツールよりも詳細な結果が出ます。自分の性格を8つのキーワードで説明し、自分が他の人と比べて特に目立つ点はどこか、まで説明してくれます。課金すると更に「才能・恋愛・仕事」の3つにおける特徴をこれまた8つのキーワードを使って説明してくれます。
私は何回か受けて、結果の傾向が固まってきたあたりで課金しました。コスパはかなりいいと思います。

〇感想
・「あ、当たってる…」とビビるくらい当たります。どういう仕組みで出しているのかわかりませんが、友人に見せても「あ、当たってる…」というリアクションでした。
・課金しなくても自分の性格は十分に知ることができます。しかし、課金する価値は十二分にあります。恋愛はともかく、「才能」と「仕事」における結果からはどんな職種や職場が向いているのか、を考えるヒントが得られます。

④ストレングスファインダー
これは書籍を購入するか、web、アプリから購入するかして受けるテストです。1500円くらい掛かります。
ストレングスファインダーの考え方では、人の資質は34に分類できるとされています。テストを受けることで、その人に特徴的に表れている資質を、強く表れている順に5つ挙げてくれます。

〇感想
・これまでの中で最も学術的根拠がしっかりしていて、私としては信頼のおけるテストでした。まあ心理学は専門ではないので、心理学専攻の人からしたらいろいろ言いたいところのあるテストかもしれませんが。
・職選びというより、生き方やキャリアを考えていく参考になるような内容です。就活に直結するかはわかりません。でも、ESでよく聞かれる「キャリアプラン」を書く時の参考にできそうです。

こんな感じでしょうか。
つまるところ、
・「自分はこれまで何をしてきたのか(がんばったこと、楽しかったこと、成功したこと、うまくいかなかったこと、反省していることetc.)」
・「自分はどんな人間なのか(どういう時やる気が出るのか、どういう時ストレスを感じるのか、何が好きか、何が苦手かetc.)」
・「これからどんな風に生きたいのか(どんな業界で働きたいか、どんな職種に就きたいか、エキスパートがいいかジェネラリストがいいか、どんなワークライフバランスがいいかetc.)」
を知り、他人から聞かれた時に答えられるようにすることが目的です。

就活全般に言えることですが、「こんなんくだらない」という気持ちで取り組むのはおすすめしません。就活のためでなく、自分がこれから楽しく生きていくためにやっている、と考えるといいと思います。

ここまで自分自身に向き合う機会って、黙って生きているとなかなかありません。自分について知ると、例えば何かを成し遂げたい時どんなやり方が自分に向いているかを考える時や、何かがうまくいかない時どうやって乗り越えるかを考える時に役立ちます。自分の能力、特徴、性格をわかっているからこそ、適切な戦略を立てられるのです。

また、やっている内に、自分にいいところなんかないんじゃないか、という気持ちになるかもしれません。私はなりました。何度も言いますが目的は自分自身をよく知ることです。他人と比べることは目的ではありません。
もし落ち込んでしまったら、一旦休んで、長所に目を向けましょう。

私は面白がっていろいろやりましたが、ここまでやらなくても大丈夫だとは思います。時間の許す範囲でやっていきましょう。リラックスして。



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