ニワオニコ

東京の会社員です。本とワインとお喋りが好きです。フランス語を少し話します。たまに大学院…

ニワオニコ

東京の会社員です。本とワインとお喋りが好きです。フランス語を少し話します。たまに大学院の思い出について書きます。Twitterはありますがお休み中です。Twitter→https://twitter.com/niwaonico2?s=09

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    地方・文系大学院生の就活の記録。番号が付いてますがそれぞれは独立しています。何番から読んでも大丈夫です。

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見守ること、支えることの難しさ

小さい頃から変なところで敏感で、今も時々、普通の人なら気にしないようなことで傷ついてしまう。 ここ数年でいちばん傷ついた言葉は、ある人に言われた「〇〇(詳細は書けないんだごめん)することがニワオさんにとって本当にしあわせなのかわからない」「彼女は僕の下にいないほうがしあわせだったかもしれない」だ。 普通なら、「そんなにもわたしのしあわせを真剣に考えてくれるなんて…‼」と感激するところだろう。 だけどわたしには、その言葉がまるで棘のように、いやそんなにかわいいもんじゃない

    • 修士で大学を出てしまった自分のことを、わたしはやっぱり許せない 東京に来た時からずっと自分を責め続けている

      • はじまりの朝

        どうしてこうなったんだろう、と思いながら歩いていた。 わたしはもっと、穏やかで、寛容で、前向きな人だったはずだ。 いつの間に、「わたしなんか」「どうせわたしは」「なんてだめなんだ」という言葉が頭をよぎるようになってしまったのか。 いらいらして周りにあたってしまうようになってから、なんか変だなとは思っていたのだ。 こんな風に爆発してしまうことなんかなかった。 いらいらするより悲しくなって、家に持ち帰ってしくしく泣いていたはずだ。 昨日読んでいた本に、「生きたくもない生」と

        • もやもやと

          よくない状態ですねえ、と自分に声を掛ける。 ぱっとしなくて、いらだっているんでしょ? いらだってばかりの自分がいやになったんでしょ? それでまたnoteに書きに来たんでしょ? 変わらないよねえ。 書くことで少し進めることはわかっているのに 今日まで書く気にならなかった。 書くことは勇気がいる。 嘘を書けばしんどくなるし、かといって適切な言葉を探す元気も無い。 もう疲れた、いやだ、なんとかしたい。 そんな簡単な言葉ばかりが頭の中でリフレインする。 このところ、生きる意味がわ

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        見守ること、支えることの難しさ

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          疲れた時は何もかも投げ出してとにかく寝るべしということ、何度も何度も何度も忘れる。 大きな紙に書いて壁にでも貼っておこうかしら。

          疲れた時は何もかも投げ出してとにかく寝るべしということ、何度も何度も何度も忘れる。 大きな紙に書いて壁にでも貼っておこうかしら。

          初めて手帳を書けなかった日

          出勤する時はいつも、手帳にその日のタスクを書き出している。 たとえ1つしかなくても、とにかく書き出して、”今日の分はこれ”と目に見える形にしておく。 去年の冬から始めた習慣で、これまで途切れることなく続いていた。 それが、先週末からぱったりと途切れている。 書く必要がなくなったわけじゃない。 ”書いた方がいい”とわかっているのに、どうしてか”書けない”のだった。 実を言うと、お盆明けくらいからあまり、調子が良くなかった。 気力が湧かなくて、何をしていても手が止まってしまっ

          初めて手帳を書けなかった日

          男とか女とか、なんなんでしょうか

          こんな太古の昔から何万回と繰り返されている議論を今更ちっぽけな一会社員が繰り広げて、何になるのだろう。 だけど問わずにはいられない。 人を惹きつける普遍の問いとは、そういうものなのだろう。 セクハラが忌むべきものと扱われるようになって、きっと随分わたしたちは生きやすくなっているはずだ。 20代の女だからって”結婚”だの”出産”だの言われなくなった。 顔や体のことも不用意にいじられなくなった。 ”かわいい女の子”扱いされることもなくなった。(それは、そういう年齢でなくなってき

          男とか女とか、なんなんでしょうか

          クーラーの効いた、がらがらの映画館で、レイトショーを見る 帰る頃には夜中で、人っ子一人いない中をてくてく歩いて帰る そういう遊びがしたいなぁ 早く何も気にしないで外に出られるようになればいいのに

          クーラーの効いた、がらがらの映画館で、レイトショーを見る 帰る頃には夜中で、人っ子一人いない中をてくてく歩いて帰る そういう遊びがしたいなぁ 早く何も気にしないで外に出られるようになればいいのに

          いつか

          叶えられなかった夢を思い出して泣く時がある。 研究者になりたかった。 たくさんのものを読んで書いて、世界中でまだわたししか知らない、新しいことを見つけることを生業にしたかった。 心と体、ついでにお金の限界という、まことにどうしようもない理由でその道を断念して、わたしはいま会社員をしている。 夢を追いかけていた頃を想って泣く時にいつも思い出すのは、大学の図書館や、前に住んでいた家のベッドから見える天井だ。 まだまだ何年も眺め続けていくのだろうと思っていたのにあてが外れて、

          どれだけ今が楽しくて、しあわせな時間を過ごせているとしても 叶えられなかった夢を想って泣く夜くらい、あったっていいと思うんだ 今を生きる自分が好き と あの頃を愛おしく思う は 対立しないだろう ああ、今日もまた 泣いて眠れないんだろう 明日の朝には きっと忘れている

          どれだけ今が楽しくて、しあわせな時間を過ごせているとしても 叶えられなかった夢を想って泣く夜くらい、あったっていいと思うんだ 今を生きる自分が好き と あの頃を愛おしく思う は 対立しないだろう ああ、今日もまた 泣いて眠れないんだろう 明日の朝には きっと忘れている

          この不便な乗り物を

          ストレスに弱くなった、と思う。 大学院生の時から、そりゃもう弱かったけど、会社に入ってからも相変わらず弱い。 ここ最近は会社でいろいろなことがうまくいっていなくて、行き詰まりを感じていたから、全然寝つけなかった。 寝つきが悪いのなんて、それこそ小さい頃からだし、別に気にすることでもないと思っていたけど、よく数えたら1日に4時間くらいしか寝られていない日が2週間近く続いていて、ああ、こりゃおかしいぞとなった。 あちこちの人に相談して、少しだけ楽になった。 明日から状況が変わ

          この不便な乗り物を

          一度メンタルを崩してから、心に余裕がなくなると、体の調子を崩すようになった 今日それを会社の人に話したら、「そうやって体が知らせてくれるのはいいことだね」と言われた 不便な体になったと思っていたけど、そうか、これはいいことだったんだな

          一度メンタルを崩してから、心に余裕がなくなると、体の調子を崩すようになった 今日それを会社の人に話したら、「そうやって体が知らせてくれるのはいいことだね」と言われた 不便な体になったと思っていたけど、そうか、これはいいことだったんだな

          心と体は、つながっているから

          穏やかな心持ちでいたければ、体を大事にしないといけないんだなぁ。 先月の半ばくらいからずっと、そこはかとなくしんどくて。 いつも不安で、起こることすべてマイナスにしか捉えられなかった。イライラしていた。他人の小さなことばがいちいち心に引っかかった。こんな自分でいたくないのに止められなくて、苦しかった。 元気が出ない時にやることは、大体やったのだ。 友達と電話したり、欲しいものを買ったり、好きなものを食べたり。 好きなだけ本を読んだり、わたしにしては珍しく、花なんて飾ったり

          心と体は、つながっているから

          動かない体に鞭打って 今日ものっそり起き上がる 「がんばれ~」って自分に声をかけるのにも飽きてきたな だらだらしたいよね、わかるよ いつの間にこんな疲れてたのかなぁ

          動かない体に鞭打って 今日ものっそり起き上がる 「がんばれ~」って自分に声をかけるのにも飽きてきたな だらだらしたいよね、わかるよ いつの間にこんな疲れてたのかなぁ

          引っ掻くように

          久々に鬱屈とした気持ちでいる。 元から明るい性格ではないんだけれど、最近は普段一緒に過ごしている会社の人が明るい人ばかりで、つられて毎日を笑って過ごしていたから、ついつい変われたような気持ちになっていた。 変わっているわけがない、わたしは生まれた時からネガティブで神経質だし、今だってこれからだってそういう性格だ。 最近明るかったのがイレギュラーなだけなんだ、忘れていた。 「みじめ」とか、「うらやましい」とか、いろいろこの気持ちに当てはまる言葉を考えていて、結局のところわた

          引っ掻くように

          Mへ

          あの街を出る時、最後に会ったのは君だった。 あれから1年以上が過ぎているのに、この間、待ち合わせ場所で会った時、お互い一目でわかったね。 遠くから、同時にお互いに気付いたのがわかったよ。 君のよく着ていたワンピース、あの日も着ていたけど、いつも通り似合っていた。 用事のためにあの街に帰ったわけだけれど、東京に引っ越してから1年以上が経っているだなんて、とてもじゃないけど思えなかった。 駅や街の風景、地下鉄の乗り場、そしてもちろん君が隣にいることも。 すべてが当たり前に過ぎて