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#21 私がnoteを書く基「本」 【読みたいことを、書けばいい】

こんにちは。にわのです。
子どもとの関わりや発達支援についての内容を毎日更新。日曜日は自己紹介のつもりで、自分にとって大切な本の紹介をしています。

今日はこちら。

子どもと関わる、人を育てる、文字で表現する。
「誰かの役に立てるように」というフレーズをつい使ってしまいがちなのですが、私にとってはどれも「自分がやりたい」「自分のために頑張りたい」ものごとたちです。

そのことを正直に認めていい、どころか、
「自分」を物差しにして、自分のために書けばいい、
と教えてくれたのがこの本。

今回は、働き方と文章表現をめぐる「主語」と「目的語」についての経験談です。

福祉のベテランは「聖人」ではなかった

学生時代は非営利法人でキャンプやスポーツ指導のボランティア、就職先は社会福祉法人で重度心身障がい入所介護や放課後等デイサービスの仕事をしてきました。

そういう「非営利」とか「福祉」的な場所で長年働いている人って、自分<他人な自己犠牲的精神の塊、みたいなイメージが世間的にあるような気がするのですが、断言します。そんなことはありません!

通算17年、非営利的世界の色々な人を見てきた感想として、長年勤めている人ほど「自分」がしっかりしています。
よく言えば個性が強い、率直な印象をそのまま言うと「変な人」が多い。(笑)

対人支援は心の労働、なんて言われたりしますが、「相手のため」というモチベーションだけでは持たないんだろうな、と思います。

「自分が」あなたと上手く関わりたい、「自分が」あなたを支えたい。

もちろんプロですから、やりたい放題気まぐれにやるという意味ではなくて、「自分」を掘り下げて、真ん中に据えることができた人が各場所のベテランであったり、施設長クラスの中心人物として長年続けておられると感じてきました。


人生初のコーチング経験

私自身も、心のままに動いていると「教育」や「福祉」的な場所に自然と関心が向かうので、割と利他的な人間なのかな、なんてぼんやり思っていたのですが、
いやいやそうじゃない!
と強烈に自覚したのが、人生最初のコーチングを受けた時でした。

コーチしてくれた相手は学生時代からの友人で、職業コーチを目指してスクール学習がひと段落したので、練習相手になってほしい、と頼まれてのことでした。

「心に浮かんでいることをそのまま話してください」と言われて、仕事や生き方に関して当時あれこれ考えていたことを30分ほど喋って終了。なんとなくスッキリしない気持ちが残ったのは相手が勉強中だからかな、なんて失礼なことを考えながら寝る前になってようやく気づきました。

喋ったこと、全然本心ちゃうかった!

発達支援の実践的な関わり方のコツを学ぶ場所は「高い」か「怪しい」が多くて、回り回って子どもたちが損をしている気がする。ご家族や支援者がもっと気軽に学ぶ場所があったらいいと思っている。障がいのある子と、その子の周りの大人のために仕事を通して学んできたことを発信できる人になれたら、、

といった内容を喋ったのですが、全部「困っている人のため」という話し方をしていました。もちろんそれもあるのですが、より大きいのは「自分のため」。

  • 自分が学んできたことを「自分をスッキリさせるために」書いて整理したい

  • せっかく身につけたものを1人で抱えて死んでいくのは「もったいない気がする」ので発信してみたい。

自分のために、自分がしてみたいので、自分なら知りたいことを書いてみたい、と言う気持ちが本心で、人に向けて喋ったことは、よそ行きの着飾った表現だったことに気づきました。

後日2回目のコーチングでそのことを話し、前回とは違ってすごくスッキリした前向きな気持ちに。「素直に本心を話す」ことにも練習が必要な自分に気づいた経験でもありました。

自分のために更新していきたい

その直後に本屋で出会ったのが「読みたいことを、書けばいい」。
何よりタイトルが心境にズバリ、開いた1ページ目で魅了されて購入を即決。ふざけ倒しながら本質を貫き続けるという粋な文体で、「ページをめくったら次は何が書いてあるんだろう」と、とにかくワクワクしながら読みました。

コピーライターとして活躍されてきた著者が、「文章術」について書き散らした本。

そう、自分が読みたいことを書くということは、これぐらいの破壊力がある。これを読んで以来わたしは、「自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい」という原理に気がついた。

『読みたいことを、書けばいい』より

スキやフォローがもらえると嬉しくて、つい人の目を意識してしまいがちになってきたので自戒をこめて。

自分が楽しいから書く。

忘れないようにしたいと思います。

格好いいと感じた非営利の世界のベテランたちと、文章術に通ずると感じた「長く続けるためのコツ」についての話でした。

ではでは。

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