エスカレータにお乗りの際は手すりにつかまり、黄色い線の内側へお乗りください

大人の階段登らなければ

這いつくばって見えない出口へ登ってく

いっそ転がり落ちてくれたら本望だろう

でも立ち止まってはいけない

馴れ合いは全て無駄だと思っていたあの頃

けれど今はその調和がすごく心地よい

ただ数字の1を行ったり来たりしているだけかもしれないけど

その時間はエスカレーターに乗るように勝手に上へと運んでくれる時間

自分の足だけじゃ疲れちゃうでしょ

手と手を繋いで一歩踏みだし身体を預けてみよう

酒もタバコもギャンブルも

風呂もまかないもだだっ広い広場も

全部が全部曇天のボックス

駆け抜けて駆け抜けて

飛んで飛んでゆくだけ


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