自分の仕立てた座布団がロンドンで・・・
以前書いたnoteにロンドンで実演したことを書いた。
その後ロンドンのノッティングヒルに店を構えるnative&coさんとの繋がりが出来た。
僕は新婚旅行でも行くくらい、イギリスに興味があった。
学生時代にファッションが好きになり、Barbourなどイギリス製の服・靴・鞄を使っていた。
バイト代は全部服につぎ込む少々痛い学生だった。
そんなこともあってイギリスで実演ができる事になった僕は何があるか分からないままLondon craft weekに臨んだ。
その時の話をしたいと思う。
きっかけはNPOメイド・イン・ジャパン・プロジェクトと言う団体だった。
モノづくりのNPOで、僕はそのNPOが設立時から関わっていて、その団体がLondon craft weekに参加すると言うのだ。
正直経費が随分と掛かるのだが、これは何かのきっかけと思って、思い切って参加をした。
Dartmouth Houseとう言う Mayfairにある立派なクラブハウスで座布団の製作実演をした。
多くの方が来場してくれたお陰で、僕は緊張をしたが自分のやるべきことを全て出し切る事が出来た。
実演が終わって少し立った時、native&coを運営する二人が声を掛けてくれた。是非店に来て欲しいと。
僕は嬉しさのあまり、次の日すぐにお店に行った。
native&coはノッティングヒルにある、上質な日本のモノを中心としたセレクトをする店だ。僕が使っている食器や鉄器など販売していて、日本にあったら買い物に行きたいと思う店だった。
宿泊していたところはハイドパークの近くでノッティングヒルまですぐだった。宿泊していた5日間ほとんどランニングをしていたから、ハイドパーク周りは何となく距離感が掴めた。
お店に伺ったら、日本人のスタッフの方もいて、すぐに話をする事が出来た。その時は挨拶程度だったが、次に繋がる確かな手応えだった。
新婚旅行でロンドンを訪れた際に、ノッティングヒルに「Futon company」と言う、布団なのかソファなのか分からないものが販売している店があった、2004年の事だった。
そんなノッティングヒルの思い出があるのだが、今では自分が仕立てたものがノッティングヒルのnative&coで販売されているとは、何とも不思議な感覚になる。
しかし思いも寄らない出来事というのはあるもので、ロンドンでの実演は成功に終わったが、帰りの飛行機が遅れてトランジットに間に合わないという悲惨な出来事に合うとはその時知る由もなかった(笑
まさかフランクフルトで一人ポツンとし、上海に飛ばされるなんて想像で出来なかった・・・
それはさておき、この夏に新しくnative&coで展開して頂くプロダクトもあるので、楽しみにしたいと思う。
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