見出し画像

~息子に発達障害の診断が下りるまで~   第1話:息子の誕生~乳幼児期

 2014年、息子はNiwaca家の長男として誕生しました。出産時にトラブルもなく、生まれた時の体重・身長は共に平均域、母乳の飲みも順調でした。その後、家庭で発達に関して気になる点もなく、健診やかかりつけの小児科医から指摘を受けることもなく、息子は1歳を迎えました。

 息子が1歳の誕生日を迎えた後、私は息子を保育園に預け、復職しました。最初は預ける時に泣いてしまったり、熱を出してお迎えに行くことも度々ありました。しかし、徐々に呼び出しもなくなり、優しい先生方のおかげで順調に園生活に慣れていき、仲良しのお友達もできました。そのお友達とは家族ぐるみで仲良くなり、週末に一緒に地域のイベントや、動物園に行くこともありました。復職後、息子と一緒の時間は減ってしまったが、息子も新しい世界で、順調に成長している・・・そう信じていました。その後、息子が3歳半の時に夫の海外赴任が決まり、お世話になった保育園を退園しました。

 気になる点はなかった、と書きましたが、今振り返ると、「もしかすると、あれは発達特性だったのかも・・・。」と思う点が2つあります。

①  散歩中、赤信号で止まるとグズる。
②  環境が変わると母乳が飲めない。

まず①に関しては、今振り返ると多動特性のサインだったのかな、と思います。車だろうがベビーカーだろうが、赤信号で止まると決まってグズりました。ただ当時は全く気付かず、「この子、誰に似てこんなにせっかちなんだろうね。」と、夫と笑い合っていました。

②に関しては、今振り返るとこだわりのサインだったのかな、と思います。自室の決まった部屋で、私と二人きりでないと落ち着いて母乳を飲めませんでした。ミルクも拒否したので遠出ができず、困った末に一度健診で相談してみましたが、「そういうお子さんは多いし、もうすぐ離乳食も始まるから自然と解決しますよ。」と言ったアドバイスをいただきました。赤ちゃんてそんなものなのかな、と、さほど気に留めませんでした。

 因みに保育園は卒乳後に入園したため、入園時に②の問題はありませんでした。卒乳は息子が1歳の誕生日頃で、自分から自然と授乳をやめました。それ以降は3食離乳食に切り替えました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?