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お金のトラブル

学校の先生をしていると、子どものお金のトラブルの指導をすることもあります。お菓子をおごってもらったとか、多額のお金をせびっただとか様々です。なぜそんなトラブルが起きるのでしょうか。そんなことを今回は考えてみたいと思います。

お金ってもらってはいけないの?

では、今回の考えるテーマです。「お金をなんで友達からもらってはいけないのか?」です。お子さんとともに考えてみてください。いかがだったでしょうか。

お金はいろいろなものと交換することができます。お菓子、おもちゃといったものから物だけでなく、ゲームセンターのゲームのようなサービスとも交換できます。だからこそ、お金に魅力を感じてしまいます。

子どもがもっているお金は、おうちの方が働いて稼いだものですよね。大人は、自分ががんばって稼いだお金だからこそ大切にします。しかし、子どもからすると、お金はお小遣いやお年玉などでもらうという認識です。すると自分の頑張りでお金をもらうということがないから、直感的に「ほしい」と思ったものに使ってしまうし、友達にあげてもいいよと思ってしまうのです。

お金はもらうもの?稼ぐもの?

私が言いたいことは伝わりましたか。お金は自分ががんばった見返りとしてもらうものという認識が子どもにあれば、誰かにあげるのも誰かからもらうのも慎重になるはずです。つまり、お金は月に一回や、お正月など時間がたてばもらえるものというのではまく、何かを頑張ったときとかいいことをしたときに受け取れるもの、つまり稼ぐものとすればよいのです。

家庭教育実践記

私の場合をお伝えします。私には5歳の息子がいて、なんでも欲しがる時期です。ウルトラマン、仮面ライダー、戦隊ヒーローなど全部ほしいです。今のヒーローたちの商法はすごくて、一つ買って終わりではないのですね。ベルト買ってもいろんなキーを組み合わせることでいろいろなモードに変身するため、いろいろなキーが欲しくなります。ベルトだけでもなく、ロボットもあれば、敵のおもちゃもあります。きりがありません。

そこで、我が家では知育玩具は買いますが、おもちゃは誕生日以外基本買いません。お菓子も子どもが欲しがるものは買いません。こちらが安い時に買いためておいたものです。そして、少しずつあげます。だからじいじ、ばあばには、甘えていますが笑。

お金をもらえる仕組み

そのかわり、今は100均で買ったドリルをやると、10円もらえる仕組みとなっています。また、今はあげていませんが、準備ができるようになってほしい時は、自分で保育園の準備のできることをしたら10円でした。

そうして得たお金はいつどうやっても使っていいことにします。頑張って貯めた100円だから、30円のガムを買うのか、もう少しためておもちゃのキーを買うのかの選択の練習にもなります。我が子はだいたい少額のお菓子を買います。お金を残しつつ、買いたいものを買うという選択肢です。今後は、投資先として定期預金のような制度(100円を1週間預けたら1円もらえる)も取り入れようと考えています。そうすることで、投資教育も行うことができると考えています。もちろんお金を与えることによって、よくない面もあるでしょう。しかし、私はお金に対する認識を深め、お金を稼いで使うという経験の練習をしてほしいのです。

大人も自分の仕事の対価としてお金を受け取ります。子どもも同じように経験をさせれば、お金のトラブルも減りますし、お金を短絡的に使うことも減るかと思います。試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございます。素敵な一日をお過ごしください。

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