押川剛著「子供の死を祈る親たち」を読んだ感想
「子供の死を祈る!?そんな親が居るのですか……」
今回のタイトルを見てそう思われたあなた、
残念ですが現実にそういう親はいるのです。
先週紹介した押川剛さんの著書
「子供を殺してくださいと言う親たち」にも、
そうした問題を抱えた親、家庭が書かれていました。
ですが衝撃はそれだけに留まりません!!
実は同書には続編があるのです。
それがこちら↓
「押川剛著 子供の死を祈る親たち」
前作に引き続き、またしてもショッキングなタイトルです。
「著書の内容について」
その内容、構成は前作とほぼ同様で
・最初に著者が今まで関わってきた実例
・次にそこから見えてくる現在の家庭が抱えている問題点
・最後に今後どうしていくべきかについての提起
という形になっています。
ですが取り上げられている実例は
・もはや自宅のトイレにすら行けなくなった男性
・部屋に刃物を隠し持つ青年
・わがまま放題の女性と真剣に向き合わない両親
・重度の「8050問題」に突入している親子
等前作を上回る衝撃的な物が次々と書かれていました。
更に引きこもりとは違いますが
・他者に依存し、自分の人生を生きられなくなった女性
の実例も紹介されています。
この事からたとえ引きこもりにはならなかったとしても、
問題のある家庭で育つと必ずどこかでその歪が出てくるのです。
更に著者は2016年に起こった
「相模原障害者施設殺傷事件」もまた、
こうした家庭で育ったが故に起こった事件であると推測しています。
そして著者は福祉施設の職員研修に元警察官から指導してもらう等、
今後の方向性も明示されているのです。
「私の感想」
ここからは私の感想になりますが、
「本当に親ガチャというのは外れると大変な事になる」と
前作以上に思い知らされました。
前作の感想でも触れましたが
「金銭的には恵まれていてもハズレはある」
というのは前作を読んだ時点でわかりましたし、
そうした親の問題が表に出ているというのも推測できます。
ですがそれが時に社会を巻き込んで問題になるというのは
想像していませんでした。
こうした問題はおそらくこれからも増えていくでしょう。
その時どうすれば良いのか、
一度社会全体で考える事をした方が良いのかも知れません。
という訳で本日は日常演舞が
「押川剛著 子供の死を祈る親たち」を
読んだ感想をレビューする読書感想記事でした。
では又次の記事でお会いしましょう!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?