ドラゴンボールの新しい映画を見てきたよ。
私は女性です。
女性の感想が嫌だと思う方は読まないでください。
公式も一部ネタバレ解禁したことですし
ネタバレアリで書きますので
未視聴の人はご注意ください。
前提として、私のDB知識。
いやあ…面白かった!
なんだか評判が良かったので見に行ってきました。
結論、とても面白かったです。
一時間半ずっと笑っていました。
大きなスクリーンを生かした
ダイナミックに動くシーンが多かったので
映画館で観てよかったと思いました。
今回全部3 D の映画ということで
どうなるかなあと思ったんですが
キャラを軸にして回り込むようなカメラとか
画面内のキャラがグリグリ動くのとか
3Dがよく生かされていると感じました。
それでいてアニメっぽさがなくなったのかといえばそうでもない不思議なバランス。
鳥山先生のシンプルなキャラクターデザインと3 D が相性がいいのかもと
感じました。
名前のついているキャラクターで嫌悪感を感じるちょい役がいないのが地味にすごいです。
マゼンタとかカーマインとかもっと嫌な奴かと思ってた。
ガンマ1号2号も映画を見る前と後では全然印象が違いました。
ニッコニコで映画館を出てきました。
懐かしさと爽やかな気持ちでしばらく頭がフワフワしてました。
いやー、良かった。
いくつかシーンに分けてコメントしてみます。
戦闘シーン
今回は格闘技を中心とした動きを再現したとかいう話で
一つ一つの動きがしっかり見えるんですよ。
取っ組み合いや殴りが多かったように感じました。
ガンマ1号、2号が人造人間で
気弾は使えず、そのかわり銃を使用します。
そのため気弾の押し合いのような
シーンはなく
その分格闘みたいな動きが多くなったのかな。
一つ一つの動きがしっかりした格闘が好みだったので
本当に見応えがありました。
日常パート
めちゃくちゃほのぼのしました。
ピッコロさんのお宅ぬいぐるみだらけになってる・・・!
孫一家はどれだけ頼みごとをしてるんでしょうか。
エンディングで二階の寝室がチラ見えするんですが
そこもペネンコに浸食されてました。
お礼の気持ちを形にしたいけど、ご飯は食べないし、いつも身ひとつでいるから余計なものは持たないピッコロさん。
それでも何かひとつくらい、と思っていたところに
パンちゃんが渡したぬいぐるみで喜んでみせたのが
ことの始まりらしいです。
ピッコロさんも全部受け入れてるのか、優しい・・・!
パンの幼稚園にも度々お迎えに行ってるのかな。
先生が普通に顔色の悪い2メートル超えの男性相手に訝しむ様子もなく送り出してるのが面白かったです。
先生にも温かく受け入れられてるの
いいなあと思いました。
(この先生、ちょっとブルマのママと
同じ雰囲気を感じます。)
びっくりした事の一つと言えば
パンがピッコロさんに、文字通り
「鍛えられている」
ということです。
悟天やトランクスがテレビアニメ「超」で
一切活躍がなく
子供だからという理由で
力の大会にも出なかったので
きっと制作側が時世を鑑みて、子供を戦わせるのはよくないという判断をしたのだろうと思っていたんです。
なので、ピッコロとパンが修行をしていると言っても
悟飯がビーデルにしたように舞空術をちょろっととか
形ばかりなのだろうと思っていました。
しかししっかりとピッコロさんと組手し
吹っ飛ばされて岩にぶつかるパンちゃん!
これにはけっこう衝撃的でした。
昨今のテレビアニメでは難しい表現かも(;'∀')
映画ならではというか。
頭に同じサイズの岩を乗っけても
ケロっとしてるのはさすがサイヤ人の血!
脚本
ちょっとセリフ量が多いなと感じました。
前回のブロリーの時は、鳥山先生の脚本を
一言一句変えずにそのまま採用したと
監督の方がおっしゃっていましたが
今回は多分そうではなさそう。
説明的なセリフが多くて
ちょっとくどいなと感じる部分や
この台詞はいらないんじゃないんじゃないかと感じるものも。
アニメのセリフ一言一言には尺があり
このセリフは〇秒以内に喋り切るという
制約があるんだそうです。
そのため、長尺のセリフと尺がかみ合わないと当然早口になるんですが
これが多かったように感じました。
そのせいか、映画全体のテンポもちょっと
忙しない感じがありました。
ただ初見だったので情報量の関係で
そう感じただけで、2回目見ると
もしかしたらそんなに違和感がない部分かもしれません。
あと、前回のブロリーでだいぶ緩和されていた悟空の訛りが戻ってるような(;'∀')
日常パートでも戦闘パートでもちょいちょいゆるいギャグが挟まってきます。
なので絶望感や緊迫感はやや薄いかも。
前回のブロリーの時は「怖い」と感じるシーンがあったんですが
(ブロリーよりもゴジータが怖かった!)
セルマックスにそこまでの怖さはなかったです。
でも全体的には良い塩梅に感じました。
キャスト
声についてですが
前回のブロリー同様、皆さんとっても喉の調子がいいように感じられて良かったです。
特にピッコロさん!
めちゃくちゃかっこよかったです!
出ずっぱりでたっぷり喋るので、聞き応えがありました。
「オレが守ってやるから心配しなくていい」
ニコッ
フオオォ(*゚Д゚*)
近年喉の心配がされがちなベジータでしたが、こちらも絶好調でした。
悟飯については言うまでもなく。
相変わらず叫び声は一級品です!
かっっっっっこいい!
ガンマ1号の声優は神谷浩史さん!
進撃の兵長!
静かで淡々とした感じでした。
もうちょっとセリフあったらよかったなー。
2号は宮野真守さん。おしゃべりなキャラクターで
ずっと喋ってます。元気一杯で可愛くてなかなかいいキャラしてました。
なので、最後は結構胸に来ました・・・。
その他
オレンジピッコロさんが結構ゴツイのは
来場特典の絵で見たときは
びっくりしましたが
劇場で見たらかっこよかったです!
巨大化したらあのゴツさがイイ感じ。
名前のセンスに悟飯が絶句してたのも笑いました。
今後も出てくるようなら流石に正式名称が別に付きそうですが、どうなんですかね。
ビーストのアルビノっぽいカラーリングもかっこいいですね!
どういう変身かはまだよくわかりませんが
暴走?みたいな感じなんでしょうか。
セルマックスの気弾が膨張していくのを
嬉しそうに見ている様子はちょっと
ハラハラしました。
好きなシーン
DBといえば、体一つで空を飛ぶ!
ピッコロがスカイダイビングよろしく
神殿から自由落下→カリン塔から投げられたRR軍のヘルメット(変装用)をキャッチ→ギューンと飛んでいくシーンは最高でした。
特に飛んで行くシーンは思いっきり引きの絵で演出されてるんです。
スクリーンいっぱいの青空と地上の中に
飛んで行くピッコロさん。
ああ、空飛べるっていいなあ・・・と感じました。
ブチ切れ悟飯
のほほんとした印象から一変、パンの身が危ないと知ると
気だけで周囲の地形を変形させるほど怒る悟飯。
子連れのヒグマかな・・・。
彼を怒らせてはダメだと思いました。
ピッコロさんの悟飯家のチャイム
ガラスを爪でキィ~~ッ。
いつもあんな感じで呼び出してるんでしょうか。
めちゃめちゃかわいくないですか。
面白いです。
ガンマ1号2号
おちゃめでかわいい。
特に2号!
Dr.ゲロの孫の作品だけど
17号や18号のような恐ろしさはなく
16号やハッチャンに近い雰囲気。
めちゃくちゃ人間臭いです。
二人共自分を作った博士を慕っていてほのぼのしました。
掛け合いも小気味よくて、2号が1号の弟みたいで可愛かったです。
Dr.ヘドが「ガンマ!」と命令すると
その任務に最適な方がスッと出ていくのが
スマートでいいですね。
1号とDr.ヘドはCCにお世話になるということですが、ベジータが帰ってきたら
びっくりするんじゃないでしょうか。
どういう鉢合わせをするのか見てみたいです。
今回はピッコロと悟飯がパワーアップしましたが、Dr.ヘドがいることで
18号と17号のパワーアップの可能性も出てきたのかな?
RR軍
ほのぼのアットホームホワイト企業(;'∀')
先輩が面倒見がいい。
上下関係なくフラットな雰囲気。
これが敵でいいのか。
ちょっと入社したい。
福利厚生とか厚そう。
ちょっと気になったシーン
90ネンダイノリノシモネタガキツイ‥
まとめ
情報量こそ多いものの、肩の力を抜いて楽しめる映画でした。
あと、あまりドラゴンボールを知らなくても楽しめるつくりなんじゃないかと思いました。
脚本について、セリフ量が多いと書きましたが、必要な知識は結構丁寧に説明してくれるので、昔観てたけどすっかり忘れてる人も安心です。
映画を見に来た人は
パパに手を引かれた小学生とか
3、40代くらいの男性とかいました。
小学生の子がグッズ売り場でごねてて、ああちゃんと次の世代にも受け入れられてるんだなあと思えたのが何気に一番の収穫かもしれません。
大人はといえば、いくつか感想を読んでまわったんですが
100点満点中60点とか、アレさえなければとか言いつつも
もう一回見に行くと言ってる人が多くて
何か惹きつけられるものを感じている人が多いよう。
でも気持ちが分かります。
純粋にワクワクできる映画だったので。
映画はもうちょっと(7月半ばくらいまで?)やってるみたいなので
時間がある方はぜひ。
* * *
トレイラー
トレイラーもいっぱい出てるんですが、この日常パートのやつがほのぼのしてて好きです。
かわいい!
製作者のツイート
子供の頃は紙面でインタビューを見るのがせいぜいでしたが
今はこうやって直接製作者にアクセスできるのがいいなあと思っています。
見た人の反応も、製作者の思いもダイレクトに届く世界。
いいなあ。
当たり前だけどめっちゃ絵が上手いですね。当たり前ですけど。
こういうの見るとちょっと羨ましいと思いますね。
子供のころからの憧れに届くところにいるんですね。
久しぶりの映画、楽しめましたヾ(*´∀`*)ノ