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〝美女は野獣〟。デヴィッド・クローネンバーグ監督『ラビッド』を見て
これは悪夢。
ゾンビものと吸血鬼ものとパンデミックものを足して三で割った様な作り。
前回取り上げた『シーバース』のつぎにこんなの撮ったら、そりゃゲテモノ監督扱いされますよ(笑)
物語と言えば、バイク事故にあった主人公が人工皮膚移植手術を受けてしばらく昏睡状態に。しかし、目覚めてみると、彼女は人の血なしじゃ生きていけない吸血鬼オンナにッ。しかも彼女がかぶりついたひとびとは皆、ゾンビのように吸血鬼になって、どんどん数を増やしてしまう(笑)まさにパンデミック。
しかし、最後のオチが鑑賞者に、そして劇中の彼女のボーイフレンドに、涙の結末となっております。
変態クローネンバーグの初期作、たしかにいただきました。