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グルメコラム第32弾〜寒い夜だからおでんを待ちわびて〜
暑い暑いと言っていた夏が遠い彼方に過ぎ去って
心地よい秋の風を感じることも無くなった最近の日本
あっとゆー間に冷え込んできましたネ
そろそろ、そうっ!
おでんの季節になってくるわけです。
生まれ育った生家では
かんとに、かんとに、って言ってましたが
(名古屋なんですけどね)
おでんはもともと「御田」という字で、田楽豆腐の田に御を付けたものです。なので、以前は東西問わず「おでん」といえば田楽(串に刺した豆腐やこんにゃくの味噌焼き)を指しました。
現在のように煮込む仕様になったのは江戸中期で、江戸周辺で大ブームに。それが関西にも伝わり、もともとあった田楽のおでんと区別するために、煮込み仕立ての「おでん」は「関東煮(かんとだき)」と呼ぶようになったそうです。
今ほどスーパーでおでんだねが売っていたという記憶がないので
デパートに行った際に「紀文」(のりふみではない笑)で
購入していた気がする。
(昭和後期のことである)
今でこそコンビニなどでも気軽に買えてしまうおでんなのだが
幼少期の頃は特別感のある晩餐だったのかもしれない。
そもそも「おでん鍋」とも言われるので
鍋物の一種といってもあながち間違いでもないのだが
そもそもおひとり様で食べるようなものではなかったのだ。
そういう意味ではおでんの位置付けはかなり変わったとも言えるのではなかろうか。
ちなみに今はなきコンビニ、サークルKでは
おでんを購入すると、味噌とカラシどちらにしますか?などと聞かれていた。
サークルKの運営が名古屋を中心とするユニーグループだったからか
ここでも味噌押しだったのである。
まぁ、田楽をルーツとするのなら味噌もあながち間違いではないのだが
やはりおでんの醍醐味は
しみしみの出汁の味である。
最近では柚子胡椒とかつけてくれるコンビニもちらほらあるけど
ちょびっとカラシをつけて出汁の味を堪能したいものだ。
余談ではあるが、前カノと交際していた時に
おでんを作って、かなり多かったのでお家にお土産として持って帰らせたら
玉子と大根の味付けが絶妙で
次に遊びにきた時に大鍋を持ってきて家族分作って欲しいと言われたのは
今となっては良い思い出かもしれない笑
こんなことを書いていたら
とてつもなくおでんが食べたくなったので
近いうちにおでんを仕込むとしよう
一緒に食べてくれる人も
この際なので募集するとしようか(笑)