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私が<滋賀で>はたらく理由 Vol.1

前に投稿したnoteの最後にこんなことを書いた。

土木への想いが本気かどうかは分からないけれど、滋賀県でいきいきと働ける環境を増やしたいという気持ちは自分で自信をもって言うことができた。

自分の滋賀愛に気が付いたのは、ほんの2週間ほど前。それからは、この先も滋賀に居たいと胸を張って言えるようになった。

滋賀のどんなところに魅力を感じてきたのか、学生生活をふりかえりながら追いかけたいところだが、とても長くなるのでこのnoteでは今感じることを書こうと思う。

滋賀が好きなだけでは選べない

学生時代から私のまわりには、滋賀が好きだという人がたくさんいた。それでも、大学卒業後に滋賀にいることを選ぶ人は多くない。

それはなぜか。やりたい仕事がないから

自分のやりたいことをはっきりと持っている人ほど、それを実現できる場所を求めて東京や大阪の企業に就職することが多い。滋賀の風土は好きだし暮らしやすいけど、働きたい場所がない、と皆が口を揃えて言う。

まわりのそんな声を聴いて悲しくなった。私たちには「好きな場所でやりたくない仕事をする」か「離れた場所でやりたい仕事をする」しか選択肢がないのか、と。

私は偶然「土木業界で働きたい」という夢を持っていたから、「好きな場所でやりたい仕事をする」ことが叶っているけれど、多くの人がどちらかを選ぶという決断に迫られているのだ。

どんな地域にも魅力的な仕事がたくさんあれば、「好きな場所でやりたい仕事をする」選択肢を持てる人が増えるのではないかと思った。

前回までのnoteで書いた「土木に興味をもつ人が増えてほしい」という気持ちと、「好きな地域で働くことを選べる社会になってほしい」という二つの想いが、「地方の建設業をもっと魅力的にしたい」という私の働くモチベーションにつながっている。

好きな場所でいきいきと働く

自分が居たいとおもう場所で、いきいきと働くことが出来たら、さまざまな社会問題が派生的に解決していくと思う。

「やりがいのある仕事がたくさんあるから」という理由だけで都心に集中している人口が地方に散らばり、地域の過疎化を妨げることができるかもしれない。

そうなれば地方の政治の方向性も変わるだろうし、都会が目指すべき形も見直されるだろう。

何より私が滋賀で働いてよかったと心から感じるのは、「仕事以外で信頼できる人たちとのつながりがある」ことだった。

社会人1年目の夏ごろ、会社と自分とのギャップを感じて苦しんでいた時期があった。そのとき、学生時代にお世話になった滋賀の人たちともう一度会って話したいと思った。

自分はせっかく滋賀に就職したのに、その繋がりを何も活かせていないことに気付き、連絡がとれそうな人に勇気を出して少しずつメッセージを送り、「滋賀で就職しました、今後もよろしくお願いいたします」と引っ越しの挨拶まわりのようなことをした。

その勇気の甲斐もあったのか、滋賀で定期的に連絡をとりあえるような仲間に出会うことができた。

いくらやりたいことが出来る会社とはいえ、社会で働くことにストレスを感じるのは当たり前のこと。
もし同じ仕事を滋賀以外の場所でしていたら、とっくの昔に会社をやめていたかもしれない。もしくは、誰とも話せずに孤立して潰れていたかもしれない。

滋賀で働いていたから、今もこうして自分のやりたい仕事に向き合うことが出来ている。

滋賀に恩返しがしたい

私が滋賀に居続けたいのは、今の会社でやりたいことがあるから、周りに信頼できる人たちがいるから、という理由から。

そして、そんな風に思わせてくれた滋賀という土地に恩返しをしたいから、もっと滋賀で働きたいと思ってくれる人を増やしたいと思っている。

暮らしやすさや人の好さはもう十分と言っていいほどあるから、滋賀に現存する会社の魅力度を上げればきっと滋賀で働きたいと思う人も増えるはず。

そのための一歩として、地域にとって必要不可欠な産業である建設業を魅力的なものにできるよう、今日も働く。

大阪出身の私がなぜ滋賀という土地にこだわるのか?

それは偏に、私が滋賀という場所と滋賀にいる人が好きだから、だと思う。

たくさんの発見と癒しと、そして信頼できる人とのつながりをつくってくれた滋賀に恩返しをしたくて、いま私は滋賀での生活をえらんでいる。

<<Vol.1はここまで>>

時系列は遡りますが、私が滋賀で働くことになった経緯と滋賀にいて良かったと思わせてくれた人たちのことを Vol.2で書きたいと思います。



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