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【表現評論】メモリーズオフ それから コアレビューその20 いのり&いのりトゥルールート1【全作再プレイシリーズ】

●メモオフシリーズ、その他作品、様々なネタバレが含まれます。

⚫︎前回の記事

⚫︎ついにいのりルート

長かった。20記事目にしてようやく真ヒロインへ。なぜ一蹴君はいきなり振られたのか。全ての謎が明かされるルートです。

⚫︎速攻で別れた女に会いにいく男

他人行儀な態度に気分が沈む男。別れた男は他人以下の存在だからね。会うだけで気まずいんだから、すれ違う一般人A以下ですよ。普通は。

⚫︎お前の私物を取りにこい

別れた女の私物を取りに来させる男。捨ててって言ってるのに取りに来させる。清々しいほどに未練がましい。おまけに気まずい。いや〜な空気。

⚫︎扉といのり

もう他のルートで散々語ったのでスルーで。結構被ってるんだよなぁ。

⚫︎なぜなぜ

なぜいのりはピアノをやめるのか。なぜトビーと知り合いなのか。なぜ別れの言葉に漫画のセリフを使ったのか。何でなんだよ! どうしてなんだよぉおおおおお! って感じの一蹴君です。

⚫︎毎日いのりと鉢合わせる男

学校に行くな。学校に行くから会うんだよ。自由登校で真面目に行く奴がおるか。

⚫︎いのりの失敗点

別れたのはいのりのせいではない。それは確かなんですけどね。いかにも何かありげに辛そうにするのが、いのりの行動の失敗点です。それが一蹴君を苦しめているし、無駄に気をひいている。もうちょっと何食わぬ顔で平常心でいられたら、最後まで騙し通せたかもしれない。騙し通したら物語は終わりなんだけど。そこまでメンタルタフウーマンではなかった。同じ自己犠牲系ヒロインの唯笑だったらどうだろう。ワンチャン騙し通せたか。流石に無理か。

⚫︎楽しかったあの頃

戻れないだろ。常識的に考えて。という感じで初デートのシーンが出てきます。初回から2時間遅刻する女。健ちゃんと待ち合わせたらちょうどいいんじゃないか。ほたる組とダブルデートしましょう。いのりは健ちゃんと待ち合わせ。一蹴君はほたる先生と待ち合わせで。

⚫︎楽しかったあの頃2

戻れないだろ。常識的に考えて。一体、何回回想やるんですか。誰か回想シーンの数を数えてくれ。奈落が逃げた回数より多いはず。毎回ラブラブモードで現状との対比がすごい。それからの魅力は、何かにつけてギャップが凄いところにありますね。全てにおいて飽きさせないというか。

⚫︎楽しかったあの頃3

戻れないだろ。常識的に考えて。今度はいのりの部屋です。古ぼけたソオチンニャン人形を発見する一蹴君。確かつばさちゃんのものだっけ。速攻で隠すいのりさんです。バレたら困るからね。真実厨の扉さんは激オコですよ。

⚫︎ようやくわかってくれるほたる先生

ルサックでほたると待ち合わせ。何回も説得して、もう説得ムリぃ。早く吹っ切りたいんです、と告げると、ようやくほたる先生も自分の悪行に気付いたようです。一蹴君の気持ち考えてなかったねと。そんなもん早く気づいてください。しかし反省したのも束の間、いのりも呼び出していたようで、全く意味のない反省でした。突然現れるいのり。ほたるさんとデート中などと軽口を叩くとこんなセリフが。

「ほたるは浮気なんてしないもん!」

メモリーズオフ それから

これまた趣深いセリフですね。ほたる「は」しないよね。ほたる「は」。じゃあ誰かはするんだろうか。誰かは。ちょっといのりと普通に話せるようになってます。

⚫︎ほたるのゲキ詰め

なんでピアノやめるん? ピアノ辞めるのに音大しか受けないってあり得なくね? 音楽やっていける自信ないって、お前、才能のせいにすんなよ。そもそもコンクールでも悪い成績取ろうとしてたよな。明らかに手抜いてたし。ピアノ好きじゃないんか? 何のために続けてきたんだ? という、ほたる先生の激詰めが入ります。それでもとにかく辞めるの一点張り。一蹴に聞かせるためにやってただけ、とはまさか言えまい。ほたる先生もいのりのバカ! もう知らない! とばかりに店を出て行きます。一蹴もそれに続く。本当のことを言えないために、全員から攻撃されるいのりさん。だいぶ可哀想になってきた。

⚫︎調子に乗ってるんじゃねえぞ

生活指導の先生のありがたいお言葉。卒業間近だからって調子に乗ってるんじゃねえぞと。どういう因縁の付け方だよ。普段何をやらかしたらそんなことを言われるんでしょうか。やっぱりいのりと日常茶飯事いちゃついてるのが良くなかったんだな。バレてる。先生のいちゃもんは正しい。学校でいのりと会ってちょっと昔のような雰囲気に戻りましたが、トビーの話題が出ると突然豹変します。私のあの人に関わらないでと。青ざめる一蹴君だけど、一蹴君を守ってるんだよ。わかってやれよ。無理だけど。今までの情報で真実は全く推測できない。

⚫︎やるなら徹底的に踏み込んでやれ

シンからのありがたい言葉。それからでは空気だけど、たまには物語に絡んできます。ということでなぜか日曜日に音楽室にいたいのりに対して、思いっきり踏み込んで行きます。お前が本当に聞かせたい奴のためにピアノやれよ! なんでそこで諦めるんだよ! もっと熱くなれよ! お前が笑ってくれれば! 俺もお前を吹っ切れるんだよ! 絶対弾けよ! 明日音楽室で待ってるからな! と修造式説得をすると、コンクールまで? ピアノを続けることになりました。やっぱり世の中パッションだよパッション。論理じゃなくてパッション。

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